お盆休のさなかの8月12日、京都に一泊してきました。
一泊する理由は、幼馴染との3人で飲み会でありました。
お盆の恒例行事のように京都に泊まって酒を飲むことを続けていたのですが、みんながみんな色々忙しくなり、ずいぶん空いてしまい、今年は5年ぶりでありました。
みんな住んでいるのは大阪で、京都へは電車移動と同じなのに、三人三様、泊まるホテルは別々で、行くお店も決めていない。
決まっているのは、集合時間と集合場所だけという、なんとも緩い感じです。
ワタシが泊まったホテルは、四条通りに面していた『ホテルユニゾ四条烏丸』。
チェックインが14時でチェックアウトが12時と、ビジネスホテルらしからぬゆったりして設定になっています。
ホテルに入ったのは14:30頃でした。
待ち合わせは四条河原町に5時なので、時間に余裕があります。
かといって、寺社仏閣をゆっくり見て回る時間もない。
そこで思いついたのは、この時期見られる花を見に行こうということ。
真夏は、花が少ないのですが、蓮なら咲いているはず。
そう思い、調べてみると、平安神宮の近くに『大蓮寺』という願ったり叶ったりの名称のお寺があり、蓮が咲いているとのこと。
ホテルからは少々距離がありますが、歩いてみました。
途中、今日の台所『錦市場』、『先斗町(ぽんとちょう)』などを通ってみる。
先斗町では、店の玄関で毛づくろいに夢中になっている黒猫を見かけ、しばら見ていたけど、まったく顔を上げてくれませんでした。
ホテルから歩くこと約40分で大蓮寺に到着。
大蓮寺という名称から、大きな池があり、蓮が咲いている印象を持ったのですが、境内にたくさんの鉢を並べ、蓮を育てておられるのです。
残念ながら、夕方ということもあり奇麗に咲いている花は無かったのですが、夏の風情を楽しませてくれる光景が、少しの時間、暑さを忘れさせてくれたのでした。
この時点で4時20分。
待ち合わせは5時でした。
しかし、いつも遅刻してくる一人から、30分くらい遅れるという連絡が入ったので、京都に入っていたあと一人と連絡をとり、その友人が宿泊するホテルに近い三条に場所を変更して待ち合わせすることになりました。
三条界隈は、お盆ということもあり、たくさんの人で賑わっています。
新京極など、昔、このあたりでよく遊んでいたころの記憶をたどりながら歩いていると、高瀬川で『佐久間象山遭難の地の碑』が視界に入り、この碑を見たことで、以前、行ったことのある居酒屋さんの記憶が浮かんできました。
ビルの中にあり、高瀬川を見下ろす個室があり、雰囲気が良かったのです。
店の名前は覚えていないものの、それらしきお店があったので、合流した友人にそのことを告げ、電話をかけて今夜の予約が取れるか聞いてみました。
すると、空いているとのこと♪
遅れてくる一人に店の場所を知らせ、居酒屋さんの予約時間までコーヒーを飲んで時間をつぶし、向かったのはビルの4階。
通された部屋は角部屋でありました。
ちなみに、以前、行った部屋はこんな感じで、一方だけが高瀬川を見下ろす形になっていました。
柱が邪魔ではあるものの、10人は十分は入れる部屋だったので、たった3人で使うには広すぎるスペースでしたが、そんなに混んでいなかったようで、この部屋を使わせてもらったのです。
見下ろすと高瀬川
賀茂川と東山も見えます
遠くに清水寺の五重の塔も見えました。
この角部屋で、遅れてくる友人を待つも、まったく連絡が入りません。
いつも遅れてくるとはいえ、遅すぎる。
何度も連絡を入れるのに返事がないため、しびれを切らし、二人で先に飲むことにしました。
実のところ、お酒を飲み始めたのはワタシだけ。
友人はノンアルコールでして、いつもノンアルビールと炭酸をもらって飲むのです。
いつものように、ノンアルと炭酸を注文したのですが、その際、「可能だったら炭酸はピッチャーでもらえます?」とお願いしたところ、可能とのこと。
果たして、持った来られたピッチャーがこれでした。
こんなデカイピッチャーとは思わんかった…
こんなこともありながら、遅れてくる友人を待つこと2時間。。。
ようやく部屋に入ってきた友人に、2時間もどこで何をしてたんや?
当然聞きますよね
すると、ホテルにチェックインして、この店に向かって歩いてきたそうです。
三条の高瀬川沿いと、だいたいの場所は分かっていたそうですが、詳しく見ていなかったとのこと。
すぐ近くにやってきて、詳しい場所を確認しようとしたら、スマホを持っていないことに気づいたそうです。
どこで落としたのか?
と、ずいぶん考え、ふと気づいたのがホテル?
チェックインしたときの用紙があったので電話してみたら、カウンターに置き忘れていたとのことでした。
2時間も待たされたのですが、この2時間のうちに、刻々と変わる空の色がおじさん二人を楽しませてくれたので、イライラすることなく待つことができたのです。
ホントに奇麗な空でした。
きっと、一生忘れることのない景色に出会えたと思っています。
ただ一つだけ後悔しているのは、見とれてばかりいて、しっかりと写真を撮らなかったこと。
でも、肉眼で見たあの色、そして、ゆったり流れる空気を写真に写すことはできないので、まぁいいか。
とも思えるのでした。
以上
東大阪の理容室
オーパス21の前田でした。
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