男性型脱毛症。
多くの男性の悩みの種の一つですよね。
髪の手入れを生業としている理美容師にとっては、相談されることの多いものの一つです。
相談されたことに対し、育毛や発毛の実体験を伝えることができるのは、自分自身が薄毛であることがその理由です。
育毛に関心を持った当初、理美容業界で使われていた商材や器具を使い行っていました。
器具の中には高額なものもありましたが、その効果を見ると、費用対効果が良いと判断できるものがなかったので、個人が日々の手入れに使える育毛剤やシャンプーなどが中心に行い、その情報をお客さんに伝えてきました。
育毛や発毛に関することを長年続けていて感じたのは、人の弱みに付け込む側面があるということ。
さらに、相対的に高価な商材が多いのに、良い結果が表れるのはごく一部の人であり、劇的な変化はないということでした。
ワタシが育毛・発毛を始めた20年ほど前は、育毛・発毛の効果が表れた場合、10代、20代のころの状態に戻れると想像していました。
しかし、2021年の現状においても、抜け毛が進んでしまった状態で対策を始めても、若いころのようには戻らないのが現実です。
結果が出としても個人差があるため、回復の程度を正確に想定することは不可能で、やってみないと分からないと言えます。
色々と書きましたが、今年の夏ごろから、ワタシ自身の抜け毛がひどく、ちょっとマズイなと思い、これで何度目になるかわからない育毛・発毛を行っております。
マズイなと思った時に撮ったのが下の写真です。
つむじの付近が寂しかったのは以前からなのですが、範囲が前に広がっていて、頭皮のシミが見えるような状態になっております。
参考までに、過去に育毛・発毛を行い、結果が出たときの写真も見てもらいましょう。
下の写真がアフターで、その下の写真がビフォーです。
2015/5
2014/1
このころはミノキシジルとフィンペシアを個人輸入して使用していました。
これが、現状はこうなっています↓
白髪が増え、頭皮が透けて見える部位が多くなっています。
フィンペシアは抜け毛を止める効果のある薬で、主成分は【フィナステリド】。
ミノキシジルは発毛を促す薬で、発毛剤として販売されている【リアップ】の主成分です。
現在、AGA・男性型脱毛症の治療で行われているのも、二つの効果を利用して行われるものが主流です。
しかし、年月が経ち、今はさらに良い薬ができています。
今回は、そちらを個人輸入しました。
こちらは、デュプロストというものでして、上記のフィンペシアと同じく、抜け毛予防効果のある薬です。
フィンペシアと違うのは、男性型脱毛症の分類『Ⅰ型・Ⅱ型』の両方において、効果がみあると言われています。
フィンペシアの場合は『Ⅰ型』のみの効果が謡われています。
頭髪において、『Ⅰ型』の効果は、主に天頂部のつむじ付近と言われています。
しかし、ワタシの現状はつむじ付近だけではなく、前髪付近にも薄毛が広がっていることから、『Ⅱ型』に対する効果も期待したい。
なので、デュプロストを選択したのです。
ちなみに、デュプロストは、フィンペシアと同じくシプラという会社が作っている薬で、主成分は【デュタステリド】です。
デュプロストはAGA治療の病院で使用されることの多い『ザガーロ』のジェネリック医薬品で、ザガーロと同じく、デュタステリドが0.5mg含まれています。
ワタシは理容師で、髪に対する知識は一般の人より少し広く知っています。
このことを下地にして育毛や発毛のメニューを提案していたことがあります。
しかし現状、育毛・発毛については医薬品を使ったものが効果が高いことはハッキリしているため、医療分野の方が行うことと認識しています。
効果は高いが副作用があるため、ワタシたち理美容師が使える育毛・発毛ツールの一つとしては使えません。
今回のブログで個人輸入して使っていると書きましたが、これはすべて自己責任において使用することが必須です。
色々と書きましたが、デュタステリドを含むものを使うのは初めてのことなので、どのようになるか楽しみにしています。
使い始めてまだ20日ほどしか経っていないので、効果は見られません。
効果が出たとしても3か月以降経ってからなのは、これまでの経験でわかっています。
変化があってもなくても、このブログで紹介していきますが、年齢が年齢なので、今回は、髪が増えることはあまり期待していません。
現状維持。これが一番の目標です。
下の写真が、先日撮ったものです。
これがどのように変化していくのか、こうご期待^^
以上
東大阪のヘアーサロン
オーパス21の前田でした
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