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手術が必要でもコロナ陽性だと帰らされる現実

聴診器
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先日、新型コロナの扱いを2類から5類にという話が出ていました。

 

Yahoo!ニュース
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記事によると、『今夏の参院選後に感染症法上の位置づけを見直したい』と書かれています。

今後、政府がどのようなかじ取りをするのか分かりませんが、この分類の影響で怖い体験をした方の話を聞いたので書いておくことにしました。

その話とは、二人のお客さんから聞いた話です。

 

お一人目は3月の初めでした。

仕事仲間が腕の血管と筋を切るケガを負ったそうで、病院に運んで診てもらうと、手術が必要と診断されたそうです。

診断が出たので、すぐに手術かと思ったものの、その前に行うのがコロナの検査。

 

えっ!?

と思ったお客さんは、「これで陽性だったらどうなるんです?」

と聞いたところ「手術できません」と返事が返ってきたとのこと。

『えっ!? 嘘やろ…』と思ったそうです。

この話を聞いたワタシもそう思いました。

 

そんな悠長なことしてたら、場合によったら命に係わるんじゃないの?

と思ってしまいます。

幸い、陰性で、すぐに手術してもらえたので事なきを得たそうですが、もし、陽性だったらと考えると恐ろしいことです。

 

この話が伏線となる話を3月下旬に来店された方から聞きました。

 

聴診器

 

別々に住んでいる高齢のお母さんの様子を見に行ったときのこと。

部屋の中でお母さんが倒れていたそうです。

 

救急車を呼び、運ばれたのはコロナの患者さんを受け入れている大きな病院でした。

診察してもらうと、脳や心臓とかではなく、足を骨折していて、手術が必要と診断されたそうです。

 

しかし、最初の方のように、手術の前に行うのがコロナの検査。

検査した結果、なんと陽性反応が出てしまったとのこと。

 

しかし、手術が必要な状態です。

高齢ということもあり、早く手術をして、早くリハビリに入るようにしないと筋力が落ちて歩けなくることも考えられます。

なのにですよ。

陽性患者の手術はできませんと告げられたのだそうです。

 

どうにかして欲しいと伝えたものの、本当に、家に帰らされたそうなのです。

手術が必要な状態であっても、陽性だったら手術ができない。

これは本当のことでした。

 

コロナ対応病院に運ばれているんですから、対応の仕方はあるはずと考えるのが普通でじゃないでしょうか。

そのお客さんは怒りに震えたとのこと。

この気持ちは察するに余りあります。

手術が必要でも陽性だったら手術をしてもらえないという、噂のようなことは耳にしていましたが、本当にそうなんだと知ったのです。

 

これがもし、脳梗塞や心筋梗塞などすぐに手術が必要なケースでも同じようなことになるのだろうか?

ここを考えてしまいます。

 

骨折だと直接命に関わらないからという理由で帰らされたのか、コロナ陽性だと、どのような状態であっても治療をしてもらえないのか?

とてもとても気になります。

 

それもこれも、コロナにかかってしまうと、保健所が窓口になり、保健所の指示がない限り病院は対応できない。

ここが大きな障害であり問題だと感じます。

 

 

コロナ禍になってから、発熱したのでかかりつけのの病院に診てほしいと電話をすると、「来ないでください」と断られた経験をした方の話もよく聞きます。

血圧や通風など、毎月必要な薬をもらいに行ってる病院でも断られているのです。

一方、発熱したと電話を入れたらすぐに診てくれて、陽性だった場合、すぐに家族もつれてきなさいと言ってくれたという病院の話も聞きました。

後者の方のようなかかりつけ医があると、心強いのは間違いないですよね。

 

 

話を二人目の方の話に戻します。

病院で断られたことでお母さんを連れて帰り、保健所に連絡を入れ事情を説明したところ、『ホテル療養の手もありますが?』と言われたそうです。

ホテル療養がどのようなものか分からなかったので、説明をうけたところ『食事は自分で取りに行く必要がある』『看護師はいるが治療をすることはない』などの説明を受け、またもや怒りに震えたそうです。

そりゃそうですよね。足の骨を折って手術が必要と説明しているのに、自分で弁当を取に行くなんて不可能ですから。

 

結局、大阪市内の病院で受け入れてくれるところが見つかったということで、保健所からの指示で、その病院に入院することになったそうです。

ただ…

入院する段階で、少し発熱していたそうなのです。

発熱していたら、熱が下がってから10日経過しないと足の手術はできないと告げられ、また、唖然としたそうです。

 

発熱していなければ手術できたのか、それでもダメだったのか分かりません。

ただ、手術が必要なのに、放置され続けたことは本当なのです。

コロナの感染は血液や体液からではないのに、どんなリスクがあるのかと不思議でなりません。

 

病気は早期発見早期治療することにより、治る可能性も回復も早いはずです。

しかし、コロナの対応が足かせになり、命を落とすことだったあるんじゃないかと思ってしまいます。

うちにも高齢の両親がいて、先月、九州に行ったときは親父が転倒しました。

幸い、擦り傷程度で済みましたが、もし、骨折していて、無症状のコロナだったらと思うと、ぞっとします。

 

発熱したら病院で診てもらえない。

手術が必要でも陽性だったらしてもらえない。

2年以上たった今、コロナを完全に封じ込めるのは無理だと分かっているはずです。

また、致死率の高いウイルスと同じ対応を取り続けることも違和感を感じます。

1日も早く、病気やケガをしたら普通に診てもらえるようにしてほしいと願います。

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