今週の定休日は京都に行っておりました。
目的は父親の一周忌。
京都の知恩院にて行ったのですが、申し込み方法や料金、時間など、何せ初めてのことなので分からないことだらけ。
申し込み方法、時間、費用、法要後の食事などを基本として、この他にも分からないことがいくつもありました。
実際に行ってみて一通りの流れや雰囲気が把握できたので、来年行う予定の「三回忌」の時にワタシ自身が慌てないための備忘録も兼ね、法要の流れや費用、その後の食事について書いておこうと思います。
同じように「知恩院で法事をするのは初めてで不安だな」と感じている方の参考になれば幸いです。
下見で知った「回向(えこう)」という聞き慣れない言葉
話が少し前後するのですが、昨年、三十三間堂のライトアップを見に行った時に、知恩院にも立ち寄って一周忌法要をするための下見をしておいたんです。
三十三間堂のライトアップの様子はこちらの記事で紹介しています。

この下見の際、受付にある法要の説明書きを見たのですが、どこを探しても「一周忌」や「三回忌」といった文字が見当たりませんでした。
「どういうこと?」とその場でスマホで調べてみたところ、これらの法要のことを「回向(えこう)」と呼ぶことを初めて知りました。
回向というのは、一周忌などの法事を行って仏様に供養を届けることと同じ意味だったのですね。
事前に下見をしておいて本当に良かったなと思いましたね。
5月中旬の京都はすでに真夏日!親戚の到着を待つ賑やかな時間
今回の一周忌のために集まってくれた親戚は、大人と子供を合わせて総勢20名近く。
遠方は福岡、東京、愛知県、そして地元の大阪から集まってくれました。
遠方から来てくれる親戚たちの移動時間を考慮して、当日は10時に知恩院へ一応集合し、法要自体は11時くらいから始められたらいいかなと計画していました。
ワタシは妻と母親、そして前日から前泊で大阪に来てくれていた親戚と一緒に車で現地へ向かいます。
京都市内に近づくにつれて、各地から京都へ向かっている親戚たちからスマートフォンのメッセージや電話が次々に入ってきます。
「今フェリーから車が出たから、これから高速で向かいます!」
「電車が少し遅れてるから到着がちょっと遅れるかも!」
「もう知恩院に到着したんだけど、どのあたりで待ってたらいい?」
などなど、状況はさまざまです。
この日の京都の予想最高気温はなんと33度。
まだ5月中旬だというのに、夏のような暑さでした。
そこで、早めに知恩院に到着した親戚たちと一緒に、お堂の前にある茶店のような休憩スペースに向かうことにしました。
冷たい飲み物を飲みながら、久しぶりに会う親戚同士で近況報告やお互いの仕事の話などをしつつ、受付までの時間を過ごしました。
親戚みんなの到着を確認できたので、受付をするために10時半頃、法要が行われる国宝の「御影堂(みえいどう)」へと入ります。

上の写真が、知恩院のシンボルでもある国宝の御影堂です。
近くで見るとその大きさと佇まいに圧倒されます。
法要の受付は、御影堂に入った左側にカウンターが設けられた部屋があり、そこで行います。
知恩院での「回向」の申し込み手順と、気になる費用について
受付で「回向」の申し込みを済ませます。
今回ワタシがお願いしたのは、事前の予約が必要なく、当日その場で受付を済ませてその日にすぐ法要を行ってもらえる一番リーズナブルな回向プランです。
今回は、ワタシたち家族の他にも同じ時間帯に申し込まれた5〜6組ほどの方々と一緒に、合同で法要を行うことになりました。
参考までに、知恩院の回向にはいくつかランクがあります。
今回ワタシがお願いした最もお手頃なものは費用が5,000円以上となっています。
もし、合同ではなく自分たちの家族やグループだけで個別にお堂を貸し切って行いたい場合は「特別回向(10万円以上)」というものがあります。
さらにその上には「別座代理回向(100万円以上)」や「別座御昇殿回向(200万円以上)」といった本格的な回向もありました。
ワタシが行った5,000円からの当日回向以外は、すべて事前の予約が必要となっています。
申し込みを済ませたのが、ちょうどお堂の中で法話が行われている最中で、次の法要は11時からとのことでした。
それまでの間、広いお堂の中に置かれた椅子に座って待ち時間を過ごします。
御影堂の内部は写真撮影が一切禁止されているため、残念ながら中の様子をお見せすることはできません。
しかし、江戸時代を通じて徳川家の手厚い庇護を受けていたお寺だけあって、金色に輝く装飾があり荘厳な空間です。
11時近くになると名前が順番に呼ばれ、回向が行われる区切られたスペースへ入っていきます。
参加者が席に着くと、数名の僧侶が入場されて回向が始まります。
お堂の中に響き渡る僧侶のお念仏と、お香の良い香りに包まれる中、静かに法要が執り行われます。
しばらくして名前が順に読み上げられた人から焼香をさせていただいて終了となります。
全体の所要時間は約20分ほどでした。あっという間でしたが、とても丁寧で厳かな法要でした。
過去に一度だけ、知恩院での回向に親戚として参列したことはあったのですが、その時は呼ばれるがままについて行っただけでした。
今回、ワタシ自身が施主としてすべての手続きを行ったことで、当日の全体の流れや費用感をしっかりと把握することができました。
やはり、自分でやってみないと分からないことがたくさんあります。
山門前のモニュメントと円山公園「いもぼう本店」での食事会
一周忌法要が無事に終わり、みんなでお昼ご飯を食べる段取りになっていたのですが、予約していたお店の時間まではまだ少し余裕がありました。
そこで、御影堂の周りをゆっくり一周歩いたりして時間を過ごすことにしました。
お堂を降りて円山公園に向かう途中、山門(三門)の前に見覚えのある彫刻が置かれています。

上の写真に写っているのが、そのモニュメントです。
実はこれ、大阪・関西万博のアイルランド館の前に置かれていた「Magnus RINN(マグヌス・リン)」という彫刻。
万博に行った際、アイルランド館は予約が取れなくて結局中に入ることはできなかったのですが、会場に行くたび、彫刻だけは必ず目にしていました。
みんなで写真を撮り合ったりしたあと、円山公園へと歩いて向かい、事前予約しておいた「いもぼう本店」へ向かいました。

上の写真が、いもぼう本店の入り口です。
京都の老舗らしい本当に風情のある素敵な玄関です。
こちらも少し参考までに書いておきますと、円山公園内に
いもぼう 本店
いもぼう 本家
という、よく似た名前の2つのお店が存在します。
ワタシは「本店」にしか行ったことがないため、何がどう違うのかなどの詳細はまったく分かりません。もし気になる方は調べてみてください。
部屋に案内され、さっそくお料理をいただきます。
名物の「棒鱈(ぼうだら)」と「海老芋(えびいも)」をじっくりと炊き上げた「いもぼう」の他にも、湯葉や、とろろを海苔で巻いた物など、京都らしい料理が並んでいます。

名物のお芋は味が芯までしっかりと染みていて柔らかく、しみじみと味わいながら頂きました。
久しぶりに親戚が一堂に会したこともあり、お互いの近況報告などをしながら、ワイワイと賑やかに約1時間ほど過ごしました。
今回は小さな子供たちも一緒に来てくれたので、大人だけの少しお堅い食事会とは違って、笑い声の絶えないとても温かい時間になりました。
父親は人見知りで初対面の人と気軽に話すタイプではありませんでした。
しかし、本来話好きなので、親戚の集まりではよく話し、人を笑わせていました。
こんな賑やかな場所が大好きな人だったので、あの世できっと喜んでいるに違いありません。
知恩院での法要と食事会にかかった全体の時間
食事の後は、いもぼう本店を出てすぐ近くにある「和順会館」の1階にあるお店にみんなで立ち寄り、京都のお土産を色々と買ってから現地で解散となりました。
午前10時に知恩院に集合してから、お昼ご飯が終わるまでが約3時間。
最終的にお土産を買い終えて解散するまでの全体の所要時間は、約3時間半ほどでした。
福岡や東京など、遠方から来てくれた親戚はここからとんぼ返りすることになるため、あまり遅くまで引き留めるわけにもいきません。
みんなが集まってくれたのに、たった3時間半の滞在となってしまったのは少し名残惜しかったのですが、久しぶりにみんなの元気な顔が見られて、心が温まる一日となりました。
来年は三回忌がやってきます。
父親が亡くなってからのこの1年間も本当にあっという間だったので、きっと来年の三回忌も気づけばすぐにやってくるのでしょう。
来年は今回の経験があるおかげで、申し込みの手続きも移動の流れも、もっとスムーズに進められそうです。
今回遠路はるばる集まってくれた親戚のみんなには感謝の気持ちでいっぱいです。
以上
東大阪のヘアーサロン
オーパス21の前田でした
日中法話

法要



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