ここ1か月の間に「赤ちゃん筆」について
お問いあわせが数件あったので、
赤ちゃん筆という言葉は知っていても、
詳しく知らない方のほうが多いと思うので、
ブログで少し紹介したいと思います。
赤ちゃん筆とか、胎毛筆と呼ばれることもありますが、
名称はともかく、生まれてから一度もカットを
していない毛髪を利用して作る筆のことを
こう呼びます。
いわゆる産毛というのは、毛先が筆のように
細くなっているので筆を作るのに適しているのですが、
生まれたての赤ちゃんは、すべての毛髪がすべて産毛なのです。
頭髪すべてが産毛の状態は、当然、一度もカットを
していない状況しかありません。
この赤ちゃん筆を作る光文堂という会社が
広島にありまして、当店はその代理店をしております。
光文堂のHPがありますので、見ていただくと
分かるとは思うのですが、筆が届くまでの流れを
ざっと書いてみます。
1.まずご来店いただき、パンフレットを見て筆とオプションを決めていただきます。
2.筆に必要な毛髪をカットします。
(カットについては後述します)
3.カットした毛髪を、当店から光文堂に送ります。
4.光文堂にて筆の製作をします。
5.出来上がった筆が当店に発送されます。
6.商品が届きましたら、お客様に連絡させていただきます。
7.当店にて筆を受け取っていただき、お支払いをお願いします。
ざっとこんな流れになります。
要するに、筆の製作以外のことは、当店で行うことになるのです。
一番気になる価格ですが、当店で作られる方は
光文堂のこのページで紹介されているものの中から
1万円から3万円程度のものを作られる方が多いですね。
高級品では40万円を超えるものなどもありますが、
まだご注文いただいたことはありません^^
では、お客様は目にしない、光文堂から当店に
発送されてきたものを写真でお見せします。
このように梱包された状態で届きます。
そして、包みを解くと、商品が出てきます。
この商品は、親筆と子筆の2本セットのもので
12,000円(税抜)の商品となっていて、
親筆の毛先を固めていないタイプのものです。
このようにして送られてきたものを
お客様にお届けしています。
次回は筆の素材になる髪のカットについて
説明させてもらいます。
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