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自分でする毛染めのメリットとデメリット

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毛染め(ヘアカラー)は自分でする。

という方が多いのは、ドラッグストアに
並んでいる薬剤の多さを見ると分かります。

お家で染めることの最大のメリットは価格でしょう。

1000円しない薬剤で染められるのですから
経済的ですよね。

白髪染めなんかだと、綺麗にしておくには
月に一度くらいは染めないと、
生え際などはかぐに目立ってきます。

回数が多くなるほど、安くつくほうがありがたい。
これはよく分かります。

ただし。。。
デメリットがあることも知ってほしいので、
今日はそんな事を書いてみます。

下の写真は月に一度くらいの頻度で
染められる方の分け目部分です。

リタッチカラー前

今回は期間が1か月半ほどになっていたので、
根元から1センチ以上白い部分が出ています。

もし、お家で染める場合は、どうされるでしょうか?

おそらく、混ぜ合わせた薬剤を適量、
手やハケに取り、白い部分にベタっとつけて、
それを髪全体に伸ばしていきませんか?

テレビコマーシャルを見ても、そんな使い方を
していて、これは間違いではありません。

髪はちゃんと染まります。

ただね、こういった使い方をすると、
すでに染まっている部分にまで、
薬剤をつけてしまいます。

実はこれがデメリットなのです。

何がデメリットなのかと申しますと、
染まっている部分に薬剤を塗布すると、
そこでまた薬剤が働きます。

ということは、その部分にダメージが加わります。
前回染めて、ダメージを受けた部分に、
またダメージが加わるのです。

そして1か月後。

また同じように染めたとします。
すると、またダメージが重なっていき、
髪の傷みがひどくなっていく。。。

長い髪ほど、毛先に行くにしたがいダメージが
蓄積されていきます。

 

でも私は、ちゃんとトリートメントを
しているから大丈夫!
と思っている人。

それは甘い。

傷んだ髪は元に戻らない

一度傷んだ髪は、元に戻りません

トリートメントで手触りが良くなるので、
もとに戻ったと錯覚している
だけです。

健康な髪は、個人差はあれど、トリートメントを
しなくても、手触りがギシギシしたりしないものです。

では、ダメージが重ならないように、
理美容室ではどのようにして染めるのか?

こんな工夫をしています。

白い部分だけを染めるのです。
それが下の写真です。

リタッチカラー

今回の写真は、香草カラーを使っているので、
白髪が少し透けていますが、
染めたい必要な部分にだけ薬剤をつける。

すでに染まっている部分には薬剤をつけないので、
ダメージが最低限に抑えられます。

また、薬剤を塗布した部分は、時間の経過に比例して傷みます。

こういった技法を『リタッチカラー』と言い、
ダメージが蓄積されるのを極力抑えている訳です。

分け目だけじゃなく、後ろも下の写真のように
染まっている部分に薬剤をつけません。

リタッチカラー

見ただけでは簡単に見えるかもしれませんが、
これには技術が必要で、自分で染めるときには難しい。

ダメージを最低限にすることで、
ハリ・コシを維持しやすくしたり、
パーマとの併用を考えた場合は必須と言えます。

施術の工程の中で

PHバランスを整える
残留成分を可能な限り除去する

こんなこともして、ダメージの軽減と
色持ちをよくすることも、合わせてしております。

リタッチカラー

 

理美容室のリタッチカラー。
いかがでしょうか。

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