赤ちゃんの筆を作るときの一番最初のカットはお母さん

2014.04.09

ワタシのお店、オーパス21は
『赤ちゃんの筆』の代理店になっています。

赤ちゃんの筆について詳しく知りたい方は

このリンクをご覧いただければ
だいたい分かっていただけるかと思います。

簡単に説明すると。

赤ちゃんの筆というのは、生まれてから
一度もカットしていない赤ちゃんの髪を使って
筆を作るというものなのです。

一度もカットしていない髪の毛先は
筆のように先が細くなっていますが、
一度カットしてしまうと、
断面が真っすぐになってしまい、
筆作りには適さなくなるのです。

ということは、人生のうちで
筆を作れるチャンスはたった一度。

このたった一度のチャンスを当店で
使ってくださる方が来店されました。

この赤ちゃん筆の仕事をさせていただく時は
緊張もあるのですが、それ以上に
幸せを分けていただくのがありがたいのです。

おばあちゃんと赤ちゃんのご両親
そして主役の赤ちゃんと
合計4人でご来店いただきました。

ある施設の方の紹介でご来店
頂いたのですが、この施設からは
3人目のご依頼です。

カットをするために
お父さんに抱かれて椅子に座ると
なぜか泣き出してしまう赤ちゃん。

おばあちゃんが抱っこして立っていると
泣き止むので、立ったままで
カットすることにしました。

断髪式の一番最初のカットはお母さんに

カットを始めるのですが、
現在当店では、生まれて初めてのカットを
お母さんにしてもらうようにしています。

その様子が下の写真です。

赤ちゃんの筆を作る最初のカットはお母さんに

今回はお父さんもご一緒に来ていただいたので、
お父さんにもカットしていただきました。

赤ちゃんの筆を作る最初のカットはご両親に

断髪式という言葉は、大相撲の力士が引退するときに
大銀杏を切る儀式のことを言うらしく、
寂しく悲しいものに感じますよね。

でも赤ちゃん筆の断髪式は、楽しく幸せなもの。

こんな幸せを分けてもらえるのは
とてもありがたいことだと思います

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