この3年~4年ほど、髭のカットを目的にご来店される方が増えています。
よく耳にする来店理由は、「ヒゲを伸ばし始めたものの、手入れの方法が分からない」というものです。
髭は人によって好みがはっきり分かれますし、企業風土や職種、職場環境によっては許容されないケースがあるのも事実です。
しかし10年前と比べると、社会全体の空気感といいますか、髭に対する人々の認識が変化してきたように感じています。
以前よりも、髭に対する認識が「寛容」で、「おおらか」な受け止め方が広がっているように思うんです。
これは、髭に接する機会が多いワタシの思い過ごしかもしれませんが、コロナ禍が転機だったように感じています。
マスク着用が日常となっていた時期、ヒゲを剃らずに伸ばし始めた方が少なくありませんでした。
このタイプの方の多くは、「一度伸ばしてみたかった」という、以前から心のどこかにあった願望を実行に移されたように感じています。
囲み髭のカットの一例
もともと、欧米をはじめとした海外では髭を整えて楽しむ文化が根付いています。
しかし日本ではまだ発展途上といえます。
それゆえ、お手本となる人や情報が少ないため、伸ばしたはいいものの、手入れに戸惑いを感じるのは当然と言えるでしょう。
そこで今日は、当店が実際に行った髭カットの実例を紹介します。

顎と鼻の下を繋ぐように囲む「囲み髭」をベースに、もみあげへと続くラインを構築しています。
ラフでワイルドな印象をお好みなので、過度に整えすぎないバランスを意識しました。
とはいえ、鼻の下や、(写真では見えませんが)アゴ下など、囲みを形成する基礎のアウトラインは適度に整えています。
無造作に見せながらも、輪郭は計算しているというわけです。
今回の髭カット・トリミングで使用した道具は、前回のブログでご紹介した
・バリカン
・ハサミ
・カミソリ
・櫛
この4点のみです。
髭に対する悩み
髭を伸ばしたい方からよく聞く悩みのひとつが、「囲み髭にしたいけれど、髭が薄くて難しい」というもの。
この点については、毛量そのものが不足している場合、物理的に解決できません。
技術でカバーできる範囲に限界があるのが正直なところです。
髪型と同様に、髭もその方の毛質・毛量・生え方によって、実現できるスタイルとそうでないスタイルが存在します。
条件が会わず、実現が難しいデザインを希望されることがあります。
でも、「できないこと」に固執するのではなく、自らの素材を活かし、「できること」の中からベストのスタイルを見つけ出すのが建設的な着地点じゃないかと考えてます。
そうそう。
毛量が足りない場合、フェイクの付け髭という選択肢もありますが、当店では対応しておりません。
以上
東大阪のヘアーサロン
オーパス21の前田でした


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