2024年1月1日、石川県能登を中心に起こった大きな地震。
報道によると、わずか1分の間に地面が4mも隆起したかもしれないとのこと。
これを聞いたとき、大きな揺れが起きたのも理解できました。
この隆起により漁港に船が入れなくなり、漁ができない状況になっているそうですね。
先日、復旧工事が進められているニュースを見ましたが、見通しがまだ立っていないとのこと。
漁業関係の方の不安な日々が一日も早く解消されることを願います。。
今日の話は、さきほど書いた隆起によって、後悔することができた話です。
ワタシが能登半島に行ったのはコロナ前の2019年の8月。
一番の目的は『輪島の朝市』でした。
30年ほど前に一人旅で行った岐阜の旅で宿泊した飛騨高山で、ついでにと思って行った朝市が楽しくて、朝市に興味を持ちました。
高山では元気なおばあちゃんたちが、お客さんと楽しそうに話しながら商売をしている様子が好きになり、その後、何度も訪れています。
高山は山間の町です、一方、輪島は海に近い町。
朝市で並んでいるものは高山とまったく違うはずで、その雰囲気を楽しんでみたいとずっと思っていました。
その夢を叶えたのが2019年でした。
この輪島旅行に行く前、名所などを調べるうち、朝市とともに行ったみたい所が出てきました。
一つは海に面した斜面に作られた棚田の『白米千枚田』でした。
朝市に近い場所にとったホテルから車で15分か20分ほどだったでしょうか、千枚田ポットパーク道の駅から少し歩くだけで棚田を見ることができました。
海に面して風が強いのでしょう、草が風になびくような姿の木があります。
日本の原風景って、人が作った田んぼや畑などが基本になっていることが多いと思います。
そういう意味においても、懐かしくてホッさせてくれる風景でした。
この棚田も地震の被害があり、幾筋もの亀裂が亀裂が入っています。
その様子を紹介し、棚田を復活させるため動き出した方たちがいます。
『白米千枚田を修復し、再び米作りを』
自ら被災しているのに、千枚田を復活させたい方たちが集まり、クラウドファンディングで資金を募っています。
公益財団法人白米千枚田景勝保存協議会のページから詳細を見ていただけます。
今年もお米の収穫ができるよう願っています。
そして、今日の本題が、朝市の場所から車で5分ほどの場所にある『鴨ヶ浦塩水プール』。
下の写真は、2019年に撮ったものです。
ここは、海水が入り込む仕組みになっているプールで、登録有形文化財となっています。
輪島には昭和前期まで学校にプールがなく、児童らは海で水泳の練習を行っていました。
そこで地元の水泳協会が中心となり寄付を集め、昭和10年(1935年)頃から岩礁気切り下げた屋外プールの整備がすすめられたとのこと。
その後、昭和30年代にコンクリートによるプールサイドが整備されました。
南北に設けた取排水口から海水が自然に流出入する仕組みとなっており、自然の岩礁を活かした天然の塩水(海水)プールとしても、全国的に珍しく貴重なスポーツ施設ですと紹介されています。
このプールで泳ぎたい。そう思ったんです。
宿泊した翌朝、早く起きて、朝市が始まる前に車で向かいました。
写真の通り、誰もいなくて、貸切で泳げる状況でした。
ただ、脱衣所はないので、車で着替える必要がある。
現場確認を終え、車に戻って「しまった」と思った。
なんと、海水パンツをホテルに忘れてきてる。。。
ホテルまで戻るかと思い悩むうち、小雨が降ってきた。
泳ぐので、雨に濡れるのは問題ない。
しかし、ホテルに戻り、またやってくるのがちょっと億劫に思ってしまったんです。
その後、ホテルに戻ったものの、プールに戻ることは無く、朝食を食べてから朝市に向かったのでした。
これが今になって後悔の種となっています。
なぜなら、『鴨ヶ浦塩水プール』あたりも地盤が隆起し、プールが干上がったようになってしまったのを知ったからです。
文化遺産の屋外プール、完全に干上がる
鴨ヶ浦塩水プールのあたり全体が隆起しているようなので、新たに作るとしても別の場所になっていまうんじゃないかと思われます。
現在地のさらに海よりだと作れるのかもしれませんが、年月を経た風格のようなものは土木工事では作れませんからね。
ホテルに戻って、もう一度行き、泳いでおくべきでした。残念。
以上
東大阪のヘアーサロン
オーパス21の前田でした
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