日本三大祭に数えられる祇園祭。
7月17日に、長刀鉾でしめ縄を切り落とすと、
祇園祭の山鉾巡行が始まります。
今年は天候に恵まれたうえ、
日曜日だったこともあり、
大勢の人で賑わったようです。
この巡行が終わると、
ただちに山鉾は解体されます。
解体された翌日から、
今度は後祭で巡行する山鉾が
建てられるのです。
「後祭」というのが再開されたのは
2014年のこと。
なので、知らない人も多いのが現状です。
ワタシは京都好きなので、
この後祭の話を聞いたとき、
「なんじゃそれ?」と思ったのですが、
千年以上にわたって継承されてきた
前祭・後祭の習わしを後世に残すため
再開されたと知りました。
これが本来の姿だというのです。
ということで、後祭の雰囲気を感じてみたくて、
先日の定休日に、山鉾を建てる光景を
見に行ってきました。
先祭で建てられる山鉾23基に対し、
後祭では10基と少なくなってます。
まず見に行ったのは『南観音山』
釘を一本も使わずに建てられる山鉾。
木材を固定するのに使うのは「縄」だけ。
この縄を編む方法を『縄がらみ』
と言うらしいのですが、
これが美しいのです↓
こののち山鉾は「懸装品(けそうひん)」で
飾り付けられるので、巡行の時、
この縄は見えません。
言い換えると、建てられている時と
解体する時しか見ることができないのです。
『南観音山』の後、『大船鉾』を
見に行ってみました。
ここちらも初めて見たのですが、
「大船鉾」の名のとおり、
舟が形作られていました↓
この鉾が巡行の時、どれだけきらびやかになるのか、
ワタシは知りません。
でも、こちらも『南観音山』と同じく
その中には、美しい縄目が作られているのです。
祇園祭は、宵々山、宵山には行ったことがあるものの
巡行を見たことがありません…
定休日との絡みがあるので、
いつでも、という訳にはいきません。
人が多いため足が重くなっているのも事実ですが、
いつか、千年の歴史をこの目で見てみたいと思っています。
ではまた♪
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