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赤ちゃん筆は、筆の種類によって必要な長さや量が違います

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昨日に続き赤ちゃん筆の話をさせていただきます。

ご相談に来られたご夫婦のお話を聞いていて、
一つ返答に困ったことがありました。

そのことを書く前に、昨日書いた、
赤ちゃん筆を作るのに必要なことを
ちょっとだけおさらい。

筆を1本作るのに必要な長さは5~6センチ。
必要な量は髪をきつく束ねて8mm以上が必要↓

赤ちゃん筆を作るのに必要な髪の長さと量

 

このことが基本にあり、髪の長さと量は
この筆がベースとなっています↓

赤ちゃん筆

 

で、返答に困ったこととは?

作りたいと仰った筆が、上記の筆ではなく
「紅筆」と呼ばれる細い筆だったのです↓

紅筆

 

そして、この筆を3本一度に作りたいとのこと。

たぶん毛量は問題ないと思うのですが、
当店では紅筆だけのご注文を受けたことがないので、
紅筆を作るのに必要な髪の量と長さが
ハッキリ分からなかったのです

 

分からないことは専門家に聞く。
これが一番の近道。

ということで、後日、赤ちゃん筆の会社に
電話をしてみました

 

すると

紅筆を1本作るのに必要な長さは3~4センチ。
量は髪をきつく束ねて鉛筆の太さ以上が必要。

とのこと。

んっ
鉛筆っの太さって?

と思ったので、数本計ってみたところ、
約7mmでした。

ということは、基本としている、

長さは5~6センチ。
束ねて8mm以上

という数値より、長さ・量ともに少なくて済むのです。

分かりやすいように表にしてみました↓

長さ
通常の筆 5~6センチ 8mm以上
紅筆 3~4センチ 7mm以上

 

この結果から、説明よりも、
髪を長く残せることになります。

女の子の場合、短くなってしまうことにより、
女の子にふさわしくないヘアスタイルが
作れない可能性があると、
昨日のブログで説明しましたが、
紅筆の場合はそのリスクが減ることになります。

また、筆を作りたいけど、
髪をあまり切りたくない場合や、
髪が少ない赤ちゃんでも、
紅筆なら作れる可能性があります。

 

考えてみれば紅筆のほうが短くて細いのですから、
当たり前の話しなのですが、
先に書いたように、紅筆だけのご注文が
今まで無かったので知る機会がありませんでした。

 

もし、紅筆1本だけのご注文であったら、
おそらく通常の筆と同じ長さと量が必要です。
と話していたと思います。

ただ、今回は一度に3本ということで、
必要な長さと量を知る必要が出てきました。

 

このことにより、今まで知らなかった知識がつき、
本当にありがたい限りです。

筆を作るために髪を切るワタシたちの立場として、
赤ちゃんの状態により、
「筆を作るのは難しいです」と言わなくて
良い条件を知ったのも、ありがたい話し。

 

お問い合わせのおかげで、
ずいぶん勉強させていただきました。

ありがとうございましたm(__)m

 

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