京都市内から大原に向かう途中に「八瀬」というところがあります。
八瀬の釜風呂という言葉を聞いた方もいるかと思いますが、その昔、
天武天皇が壬申の乱で背中に矢傷を負い、「八瀬の釜風呂」で傷を
癒したということから、平安貴族たちに「やすらぎ」の郷として
愛されたことが、事の始まりのようです。
叡山電鉄の八瀬比叡山口駅から5分ほどあるいたところに、今日紹介する
瑠璃光院という所があり、毎年、春と秋の二度、拝観することができるのです。
川沿いの道を歩いて行くと、特別公開中と書かれた看板が見えてきます。
新緑と苔の緑に包まれた空間が続く石段を上がっていくと、やがて
二階建の建物が現れます。
受付で拝観料を払うと、まず二階に上がります。
初めて訪れた場所だったのですが、ワタシは二階からの眺めが気に入りました。
窓際ではなく、テーブルや廊下越しに見る緑が鮮やかに見えたのは、
天気がよすぎて、直に緑を見てしまうと、白く見えてしまうからかもしれません。
春の拝観は5月31日まで。
そう、明日までとなっております。
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