昨日のブログ
『のぶオジサンのおちゃらけ講習会』in岡山場末のパーマ屋
の講習レポート↓
の第二弾でございます
まず最初におさらいを。
のぶさんについては
こちらの野武屋本店のブログを
読んでいただくとよ～く分かります。
のぶさんはこの方↓
今日の本題に入る前に一つ書いておきます。
上方落語界に桂枝雀という人がいました。
まだ20代のワタシはこの人が大好きで、
当時はその落語をテープのウォークマンで
良く聞いていました。
この枝雀さんが言われていたそうです。
笑いは『緊張の緩和』で起こるのだと。
今日はこの言葉を頭の片隅に置いといてください。
今回の講習で参加者全員が
一番強く感じたことは
きっと、このことだと思うんです。
お客さんに喜んでもらうことの幸せ。
普段の仕事で、お客様が帰られる際
「ありがとう」
と言ってもらえることがあります。
関西では自然とそんな言葉を
発する習慣があるようで
毎日のように言葉をいただき、
自分もいろんなお店において
よく発します。
ありがとう。
と笑顔で言われると
こちらも笑顔になれます。
喜んでもらえて幸せを感じる。
今回の講習はそれを感じる
出来事があったのです。
このおちゃらけ講習は伝説になる
ワタシはそう感じました。
プロの講習に、素人さんがモデルとして
来ていただくことはよくあるのですが
講習そのものを受けにくる人はまれです。
何でものぶさんのブログを見てファンになり
カットモデルを希望したらしい。
そんな「まれな女性」をのぶさんが
カットをしていきます↓
このカットが終わり、前髪をドライヤーで
ブワーっと乾かしていたときのことです。
参加者全員が凍り付いた。。。
なぜなら、突然彼女が泣き出したのです。
それも嗚咽しながら。
カットに入る前の話で、
前髪だけは保留になっていたものの、
のぶさんにおまかせのオーダーでした。
泣き出した女性を見て
言葉を失うのぶさん。
慌てて走り寄ろうとするドエスさん。
その様子を見たとき、
保留になっていた前髪のオーダーを
ちゃんと聞いてからカットする必要が
あったのではないか？
そんなことも考えました。
おそらく、時間にして2分はなかったと思うのですが、
いろんなことを考え、
会場は、そりゃもう重い空気になったのです。
その状況を見ていたワタシは
彼女が涙した瞬間こそマズイと思いカメラを
おろしました。
でも、ひょっとして？
という気持ちになりカメラを手にして
シャッターを押しました。
正直、カメラを向けるのに勇気が必要でした。
でも、自分の勘を信じて撮ったのがこの一枚↓
まだ凍り付いている時です。
このあと、彼女の言葉を聞いて
一番安心したのは言うまでもなく
のぶさんだったでしょう。
(カットだけで)こんなふうに収まったことがない
それが嬉しくて…
それを絞り出す涙声で伝えてくれたのです。
それを聞いた瞬間、会場の凍り付いた氷が溶け
会場に安堵の空気が広がりました。
のぶさんは
「俺、裸足で逃げ出しそうになったよ」
と本音をポロリ。
ワタシは無意識に拍手をしながら
オロロンともらい泣きo(;△;)o エーン
この女性が講習会場に向かう際、
講習に参加する方と偶然一緒になり
タクシーで講習会場のに店に向かったらしいのです。
その車内で、この女の子が持っている
不安やコンプレックスを聞いたと
今日になって知りました。
プロの中に入って同じように
講習を受けるだけでも
かなり勇気がいるはずです。
その緊張の末、想像していなかった
綺麗な仕上がりを見たとたん、
不安とコンプレックスが解消されて涙が出てきた。
ということだったのでしょう。
のちの懇親会でドエスさん本人から聞いたのですが
あのドエスさんもかなり慌てたそうです。
このことからも、どんな空気だったか
予想がつくかもしれません^^
このように
出会おとしても出会えない瞬間に
立ち会うことができました。
では最初に書いた言葉を思い出しましょう。
『緊張の緩和』これで笑いが起こる。
緊張の
緩和
これでこのあとの講習がやりやすくなったゾ～
と、のぶさんの口から漏れたのでした(笑)
最初に書いたように
お客様に喜んでもらえる幸せ
これを胸に刻んできたのです。
可愛くなったね♪
(手前のおじさんじゃなく奥の彼女ね^^)
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