台風が近づいているせいもあり、
蒸し暑くなっていますね。
そんな蒸し暑さも手伝い、
ショートスタイルのオーダーが多くなっています。
そこで今日は、ショートスタイルの中でも
サイドとバックを短くする刈り上げスタイルを
オーダーする際に、写真やイラストが無い場合、
どのように伝えるといいのか?
そんなことを書いてみようと思います。
というのも!
言葉だけで希望のスタイルを聞いた時、
技術者の感覚とお客様の感覚で根本的に
違っていることがありまして、
そうなると、希望のスタイルになかなか
たどり着けなくなってしまうのです。
「刈り上げ」というスタイルには幅があるのですが、
これは技術者サイドで理解していることであって、
お客様は、かなり絞り込まれたスタイルのみが
「刈り上げ」と思っている場合が少なくない。
それを写真を使って説明してみます。
まずはこの感じを見てください↓
キリっとシャープで地肌が見えるくらいの
ショートスタイルです。
これはすべての人が刈り上げ。
と言われると思います。
では次にこの写真↓
これは刈り上げでしょうか?
上の写真からすると長いし、シャープじゃありません。
でも、実はこれも刈り上げスタイルなのです。
でも、この手のスタイルをオーダーをされるときに、
お客様の口から「刈り上げないで短めに」と
言われることがあるのです。
初めてご来店の方であれば、
スタイルブックを見て話を詰めていくのですが、
常連さんの場合、お互いが分かっていると
勘違いしてしまい、カットが終わってみると、
お客様の希望からすると長い…
こんなことがあります。
これは、先ほど書いた「刈り上げないで短めに」と
言われたことで、技術者の物差しでカットしてしまい、
耳にかからない程度の長さに設定してしまうのです。
でもお客様は、2枚目の写真の短さを希望していた。
技術者が想定する「刈り上げない程度の短さ」
お客様が希望する「刈り上げない程度の短さ」
この差が出てしまいます。
では、言葉だけどどのようにオーダーすればいいのか?
答えはいくつかあるので書いてみましょう。
・長めの刈り上げ
・白くならない程度に刈り上げ
・ルーズな刈上げ
こんな感じでオーダーすると、
技術者は分かりやすいはずです。
3つめの「ルーズな刈上げ」というのは、
刈り上げの「面」を綺麗に揃えたくない場合に
オーダーすると良いでしょう。
「白くならない程度でルーズな刈上げ」。
こんなオーダーも有りですね!
ついでに話しますと、もしスタイルブックがある場合、
全体像が希望のスタイルでなくとも、
前髪はこの写真くらい。
横と後ろはこの写真くらい。
こんなオーダーの仕方も良いと思いますよ。
ともあれ、言葉だけでヘアースタイルを
伝えるのって難しいですよね。
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