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キヤノンレンズを修理センターに発送した場合の料金や日数

キヤノンあんしんメンテ引取サービス(セルフ梱包)
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キヤノンのカメラやレンズが故障した時に頼るのはキヤノンのサービスセンター。

でも、時間がなかったり、近くに無いため持ち込めないこともあるはずです。

そんな時に使えるのが自分で修理センターに発送する『あんしんメンテ引取サービス(セルフ梱包)』です。

今日は、キヤノン一眼レフの交換レンズを『あんしんメンテ引取サービス(セルフ梱包)』で発送修理に出した顛末を書いてみます。

 

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お気に入りのEF 24-105 F4Lレンズが故障した

 

一眼レフのカメラはミラーレスが主流になっておりますが、ワタシは普通の一眼レフを使い続けています。

その理由は、買い替える予算がないから^^

 

ミラーレスのEOS R6 を触ってみると、イイんですよ。

ミラーレスながら、マウントアダプターを使えば手持ちのEFレンズも使えるので、乗り換えたい気持ちはあるものの、高すぎるので手が出ません。

 

今もっているEFレンズの中で一番よく使っているのが『キヤノン EF 24-105 F4L』。

ワタシが持っているのは初期型ですが、2型に乗り換える気持ちはありません。

なぜなら、現状でも十分満足できる絵を出してくれるからです。

 

 

この『EF24-105 4.0L IS USM』を手にしたのは2012年10月でした。

カメラのキタムラで中古で購入したのですが、新品と言われても分からないくらい程度の良いレンズでした。

 

当時使っていたカメラは『CANON EOS 7D』。

このカメラはAPC-Cだったので、EF24-105を使うと、38mm-168mmのレンズとなり、広角側で不便がありました。

その後、カメラをフルサイズの『CANON EOS 6D』そして『CANON EOS 6D Mark2』にしてからはとても使いやすく、ピントと露出が合った写真はゾクゾクするような絵を出してくれる、お気に入りのレンズになったのです。

 

このお気に入りのレンズが、昨年故障しました。

まったく使えなくなってしまったのは2021年11月に、滋賀県の旧竹林院に紅葉のライトアップを見に行った時でした。

 

旧竹林院のライトアップ
祝日と定休日が重なった11月23日(火)。 滋賀県の比叡山坂本駅に足を運んできました。 目的地は 西教寺 竹林院 日吉大社 この3つの寺社です。 3つの中で『旧竹林院』はワタシたち理美容室の多くが定休日となっている月曜日は拝観できません。 ...

 

旧竹林院のライトアップは土日祝日しか行われておらず、昨年(2021年)は、偶然定休日と祝日が重なっていたので見に行くことができたのですが、今年も来年も重なっておらず、次は2025年までチャンスがありません。

そういう意味でも、この時のレンズの故障はショックでした。

幸い、超広角ズームの『EF16-35mm F4L IS USM』との2本体制で出かけていたので、この日は、これ1本のみで撮影はできました。

しかし思った画角で撮れなかったり、寄れなかったりで、フラストレーションがたまることになったのです。

 

竹林院のライトアップ

 

Err 01 カメラとレンズの通信不良のエラーメッセージ

 

故障の前触れはその1か月ほど前からあったのですが、電源を入れなおすと使える状況でした。

しかし、旧竹林院に向かう前に立ち寄った場所で写真を撮っていると、エラーが頻発するようになり、その後、まったく使えなくなってしまったのです。

カメラの液晶画面に出るエラーメッセージはこのようなものでした↓

 

Err 01 カメラとレンズの接点不良です。 レンズの接点を清掃してください

 

Err 01
カメラとレンズの通信不良です。
レンズの接点を清掃してください

 

このエラーメッセージは過去に何度か出たことがあり、接点をアルコールなどで拭くと解消した経験がありました。

 

コロナ禍になってから、バッグに小さなアルコール消毒液を入れているので、ティッシュにアルコールを含ませてから拭いてみました。

しかし、エラーが頻発することは変わらず、やがて、オートフォーカスが合わなくなり、シャッターが下りなくなってしまったのです。

 

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接点改質剤・接点復活剤を探す

 

滋賀県に向かう電車の中で、接点不良を改善するものはないかと調べたところ、『エツミ ナノカーボン』なる商品があることが分かりました。

 

 

道中の京都駅で途中下車して、京都タワー近くのヨドバシカメラに向かいました。

すると、幸運にも一つだけ在庫があったので購入しました。

 

エツミナノカーボンペン

 

説明書によると、接点の金属と金属の隙間に粒子を埋めることで接点不良を改善すると書かれています。

 

エツミナノカーボンペン説明書

 

比叡山坂本駅までの車中で使ってみると、ほんの数度、シャッターが下りました。

しかし、期待したような改善はみられなかったのです。

 

キヤノンあんしんメンテ引取サービスを利用する

 

修理依頼をする過程で、今回故障した EF24-105 F4.0L IS USM 初期型の修理対応期間は2024年6月までになっていることを知りました。

2022年になった今、あと2年半しか修理対応期間が残っていません。

 

10年近く使ってきたレンズなので、新しいものに変えようかという気持ちになったものの、そこにお金を使うなら、新しいカメラの本体に使う方がいいなと思ったこと、そして何より懐具合が寂しいこともあり、修理してもらうことにしたのです^^

 

翌週の定休日に大阪のキヤノンのサービスセンターに持ち込もうと思い、営業時間を調べたところ、いつからなのか、月曜日が定休日になっていて行けないことが判明。

残る手段として、発送修理をしてもらうことにしたのです。

利用したのはキヤノンのホームページの修理・メンテナンスのお問い合わせ・お申し込みにある『あんしんメンテ引取サービス(セルフ梱包)』です。

 

あんしんメンテ引取サービス利用の流れは以下のようになっています。

  1. WEBページから修理依頼
  2. 梱包資材が送られてくる
  3. 修理するカメラやレンズを自分で梱包して発送
  4. 見積もりがメールで届く
  5. 修理するか修理なしで返送するかを決める
  6. (修理依頼した場合)修理が終了したものが届くので代引きで支払い

     

    修理依頼の内容を記入して登録すると、梱包資材がキヤノンから送られてきます。

    この梱包資材にカメラやレンズを入れて発送、受け取ったキヤノンで見積もりをしてくれて、見積をメールで知らせてくれます。

    その内容で良ければ修理をしてもらい、予算オーバーなどで修理できない場合は、そのまま送り返してもらいます。

    このサービスを利用するには、修理代金とは別に2750円が必要となっていて、修理をしなくても、この料金は支払う必要があります。

     

    段ボール箱が届く

     

    申し込んだ翌々日に届いたのはこんなダンボール箱でした(申し込んだのは深夜でした)。

     

    標準ズームレンズ1本を発送するには大きすぎる箱なんです。

    この段ボール箱にレンズを入れると、こんな感じ↓

     

     

    隙間だらけ…

    このような大きな箱を送ってきた理由は、大きな緩衝材兼用の袋が入っていたからです。

     

     

    緩衝材とともに、封印シールと手順を書いた用紙が入っていました。

     

    この袋状になった緩衝材にレンズを入れるとこんな感じ↓

     

    やはり大きすぎる。

    これじゃ、運搬中にレンズが動きまわり、ほかのところまで悪くなってしまいそうなので、新聞紙を詰めて動かないようにしました。

     

    このようにして段ボール箱に入れ、さらに隙間を新聞紙で埋めてから発送したのです。

     

     

    発送して5日後に、キヤノンからメールで見積内容が届きました。

    以下が見積内容です。

    【ご指摘内容】
    (1)Err 01 カメラとレンズの通信不良です。レンズの接点を清掃してください。というエラーメッセージが出たので、接点を清掃しましたが不具合が続いています。

    【処置内容】
    (1)絞り機構部の動作不具合により、ご指摘の現象が発生していることを確認いたしました。絞りユニットの交換を予定しております。

    【ご指摘外の現象】
    (2)防滴マウントゴムの破れを確認いたしました。部品交換を予定しております。
    (3)外装ラバーの劣化を確認いたしました。フォーカスラバー、ズームラバーの交換を予定しております。
    (4)ズーム時に鏡筒がガタつくことを確認いたしました。ズーム筒ユニットの交換を予定しております。

    お見積り金額は以下の通りです。
    お見積り金額:¥45,710(税込)

     

    ゲっ

    修理に45,710円もかかる…

    痛いなぁ

    でも、買い替えるのはもっと高くつくし、修理してもらおう。

    こんな流れで修理を依頼する旨の連絡をWEBサイトを通して行いました。

     

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    修理の流れと修理費用

     

    キヤノンからは、修理の予定が以下のようになると書かれていました。

     

    申し込み日 2021年11月23日
    引き取り希望日 2021年11月25日
    完了予定日 2021年12月13日

     

    実際には以下のような流れでした。

     

    申し込み 11/23の夜
    段ボール箱到着・発送 11/25
    見積りメール到着 11/30
    修理依頼 12/1
    レンズ到着 12/9

    申し込んでから修理したレンズが届くまで16日かかりました。

     

    修理後にキヤノンWEBサイトで表示される修理結果は以下の内容でした。

    ①絞り機構部の動作不具合により、ご指摘の現象が発生していたため、絞りユニットを交換いたしました。
    ②防滴マウントゴムの破れを確認したため、防滴マウントゴムを交換いたしました。
    ③外装ラバーの劣化を確認したため、フォーカスラバー、ズームラバーを交換いたしました。
    ④ズーム操作時、鏡筒がガタつくことを確認したため、不具合箇所を含む部品【ズーム筒ユニット】を交換いたしました。
    ※上記作業に伴い、光学精度調整が必要なため、関連する部品【外装環ユニット】を交換いたしました。

    この作業内容によると、※印で書かれた【外装環ユニットを交換】が見積の時はなかったので、工賃が変わっていると思ったのですが、実際には下がっていました。

    その結果が以下のようになっています。

    キヤノンレンズ修理請求額

    • 見積 45710円
    • 請求 34710円
    • 差額 11000円

     

    何が削られて11,000円ほど安くなったのか、見積りの詳細を見返そうと思ったのですが、イメージゲートウェイのサイトに見積は保存されておらず、何が削られたのか分かりませんでした。

    見積の時の説明と、修理が終わってからの説明に差はないので、何が削られたのか、とっても気になっております。

     

    見積りを書いたメールに『見積りは概算の為、変更になる場合がございます』と書かれていたので、高くなることもあるのかもしれませんが、安くなったのは助かりました。

    集配はヤマト運輸が担当していて、代金の支払いは代引きとなっています。

    注意が必要なのは支払いにカードは使えないこと。現金のみ対応となっています。

     

     

    お金はかかりましたが、外装ラバーの交換などで見た目が新品のようになりました。

     

     

    修理前の写真をもう一度貼ってみます。

     

    ズームリング、絞りリングのラバーがくたびれているのが分かります。

    ここが新品になったことで、くたびれた感じは無くなりました。

    その部分だけアップにしたものを見てください。

     

    修理前

     

    修理後

     

    また、カメラを首から下げていてもレンズがダラ~っと伸びることもなくなりました。

    ズームダイヤルは少し固くなりましたが、使いにいくいほど固くはありません。

    気持ちの問題だろうと思うものの、画質が上がったようにも思えるので、修理して良かったと感じています。

     

    以上
    東大阪のヘアーサロン
    オーパス21の前田でした

     

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