理美容室においてカットをさせてもらう技術者と、カットをされるお客さんは、主に見ている部分が違います。
あくまで「主に」というだけで、ずっとそうではないことを前置きしたうえで書かせてもらいます。
それは、後頭部。
ワタシたち理美容師は頭全体を見ながらカットしています。
しかし、真正面から見ることはほぼありません。
でも、後頭部は真正面からも横からも見ながらカットしているんです。
お客さん自身は見えないけど、理美容師からはよく目につく部分でもあります。
鏡でお客さんが見えている部分と見えない部分を比べると、見えていない部分の方が多いのです。
この見えない部分に、しっかりデザインを作りこむことって、来店されたお客さんから、特に喜ばれることではありません。
しかし、見える部分、見えない部分を含めた頭全体がヘアースタイルなので、手を抜きたくないのです。
こんなことを言葉に出してお客さんに伝えることはないのですが、年に何度か、自分の仕事で喜んでもらえたと感じることがあるんです。
それは、カットされた方の家族や友人から「後頭部が綺麗だと言われた」と伝え聞くこと。
理美容師冥利に尽きる事でして、とてもうれしいのです。
ある方は、同じジムに通っている方から。
またある方は奥さんから。
1週間のうちに二度も聞いたので嬉しくてブログに書いてしまいました。
下の写真は後頭部のイメージです。
ベリーショートヘアの場合、出来る事は限られてしまいますが、可能な限りカッコイイ後ろ姿を目指しカットしています。
これからも、自分の引き出しを多くして、喜んでもらえるようにしていきます。
以上
東大阪のヘアーサロン
オーパス21の前田でした
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