当店で、ジアミンに負けてしま方ににおすすめしているのが『HC塩基性カラー』。
このヘアカラーは、黒髪を明るくすることができないので、明るい白髪染めは出来ません。
そして、HC塩基性カラーは肌には優しいものの、染まりが弱い・悪いという欠点があります。
染まりが弱いということは、色持ちが悪いということです。
色持ちが悪いというのは、毛染めにとって欠点です。
しかし、それが利点として働くこともあります。
その利点とは、染まっている部分と染まっていない部分の境目がハッキリしないため、色落ちしたとき、プリン状態にならないのです。
では、そのHC塩基性カラーがどの程度の染まり方なのかを写真で見てもらいましょう。
下の写真はHC塩基性カラーで染めてから、約1ヶ月ほどした状態です。
毛先には、以前染めていた香草カラーが残っていますが、根元に近い部分は、1ヶ月ほど前に染めたHC塩基性カラーはほとんど残っていません。
この髪に、再びHC塩基性カラーで染めると、下の写真のようになります。
白髪は目立ちにくくなっているものの、完全に染まっていないのが分かると思います。
完全に染めるというより、目立ちにくくするという理解がないと、不満が出ると思います。
でも、ジアミンアレルギーを持っている方にとっては、とても有効な毛染めなのです。
このHC塩基性カラーの欠点を補う新しいカラー剤、「プライムカラーND」が出ました。
もちろん『パラフェニレンジアミン(PPD)』が入っていないノンジアミンのヘアカラー剤です(ただし、パラアミノフェノールは入っているので、この成分に弱い方は使えません)。
この新しいカラー剤は、HC塩基性カラーより染まりがよく、色持ちが良くなっています。
では、その染まり具合を見てもらいましょう。
新しいプライムカラーNDで染める前の状態です。
そして、下の写真はプライムカラーNDで染めた後です。
HC塩基性カラーよりもしっかり染まっているのが分かってもらえると思います。
染めてすぐはこれくらい染まっています。
では、色持ちはどうなのか?
これも気になりますよね。
プライムカラーNDで染めてから約1か月後の状態を見てもらいましょう。
1ヶ月で髪が伸びた分だけ白髪が見えています。
この結果から、前回染めたプライムカラーが残っているという証明になりますね。
ちなみに、染めてから2ヶ月経つと、下の写真のような状態になります。
2ヶ月の間に伸びた分、白髪が出ていますが、それより先のほうは、まだカラー剤の色味が残っています。
このように、HC塩基性カラーの欠点を補ってくれるプライムカラーND。
肌が弱い方におすすめです。
ジアミンは入っていませんが、当店で初めて毛染めをされる方は、必ずパッチテストをしてから施術させてもらいます。
パッチテストの料金とご注意いただきたい点
1.カットなどのメニューでご来店され、パッチテストをされる場合、別途料金は発生しません。
2.パッチテストのみを行う場合1000円で行っています。
3.パッチテストのみのご予約はできません。
パッチテストのみでご来店いただき、その後、ヘアカラーやカットの施術を行う際、1000円を差し引いてのお会計とさせていただきます。
時間がかかり、面倒ですが、体の健康を考えた施術を行いたいというのが、店長のワタシの想いですので、どうかご理解ください。
以上
東大阪の理容室
オーパ21の前田でした
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