キチンナノファイバーに発毛効果があるというニュースが出ました。
キチンと聞くいて頭に浮かぶのは「キチン・キトサン」。
キチン・キトサンとは、カニの殻から取れる動物性の食物繊維です。
健康食品や薬として知られている成分ですが、「キチンナノファイバー」も同じくカニの殻からとれる成分です。
「キチンナノファイバー」で検索してみると、「骨再生用の足場材料」というページがヒットしました。
足場材料という文字を見て、建築関係の資材に使われるのだと思ったのですが、「骨再生用」ということで、医療用のものでした。
ただ、医療用だけではなく、工業用の材料としても使用されるほど、使用用途がとても幅広い原料なのです。
この「キチンナノファイバー」をペットの犬や猫などのけがの治療に使用すると、毛が生えそろうことが知られていたそうです。
そこで、ヒトの毛根にある毛乳頭細胞を使った実験をしてみると、リアップで知られる発毛剤に含まれる「ミノキシジル」よりも効果が高かったというのです。
これは驚きです。
現状、発毛効果が一番高いと言われているミノキシジルを上回るというのですからね。
ミノキシジルは心臓疾患がある方は使用できなかったり、肝臓への負担などの副作用が知られています。
もし、この「キチンナノファイバー」がそういった方々の不安を払拭できるものであれば、爆発的に売れるのではなかろうかと思います。
ただし、爆発的に売れるには、効果とともに販売価格も問題です。
いくら結果が出る育毛剤ができたとしても、あまりに高ければ使いにくいものになってしまいますからね。
育毛剤にはイメージ価格帯というものがあり、5000円前後で販売されているものが多くなっています。
5000円で1ヶ月、長くて2ヶ月の使用量。
これぐらいのコストであれば爆発的に売れることが想像できます。
ワタシはミノキシジルのタブレットとフィンペシアで育毛・発毛をした経験があり、育毛日記を書いていました。
フィナステリドが含まれる「フィンペシア」で脱毛を止め、「ミノキシジル」で発毛させる。
これが現状の王道とされる育毛・発毛方法です。
※これらは個人輸入で入手しています。
この他、Lリジンやザガーロなど、気になるものがあるものの、たくさん飲むとそれだけ副作用が増える可能性も高くなるので、行っていません。
このような意味で考えた場合、もし、「キチンナノファイバー」が含まれた育毛剤だけで効果が出るなら、一つで済むので精神的にも楽になると考えています。
鳥取大の研究チームは「既存の育毛剤に混ぜる」などの方法で実用化したいと話しているそうです。
となると、この成分を入れた育毛剤をどの製薬会社が作るのか?
これが気になっています。
キチンナノファイバーに発毛効果、ミノキシジルを上回る カニ殻由来の新素材 鳥取大
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