アジア人に多く欧米人に少ないと言われている髪質が直毛・ストレートヘアです。
もちろん、すべての方がそうではなく、割合としての話なのであしからず。
直毛・ストレートヘアの方の悩み
一言で直毛といっても、完全な直毛や、直毛に見えるけど弱い癖があるなど、色々な髪質があります。
また、直毛の方に多いのが髪が寝てくれないという悩みです。
ツンツンに立ってしまい、手入れが大変な方もいます。
この悩みを解決するには以下のようなことが考えられます。
- 立たせることを前提としたヘアースタイルにする
- 髪の重さで寝てくれるまで伸ばす
- パーマなどで癖をつけて手入れをしやすくする
こんなパターンが考えられます。
1の『立たせることを前提としたヘアーアクセサリーにする』は、ショートになるケースが多くなります。
2の『髪の重さで寝てくれるまで伸ばす』というのは、どんなに固く太い髪でも、長くなれば寝てくれるので、そこまで伸ばすという意味です。この場合、長髪・ロングヘアになるケースがほとんどです。
悩んでいる方は何センチになれば寝るのか気になるでしょう。しかし個人差があり「何センチになれば」という答えはないのです。
3の『パーマなどで癖をつけて手入れをしやすくする』はパーマなどで髪に動きをつけて手入れをしやすくすることです。
この3つの解決方法の中に、無いのが、短くも長くもなく、パーマで癖もつけずに手入れを簡単にしたい。という方への解決方法です。
アイパーは直毛を寝かせることができる
こんな方の場合、アイパーという方法で髪を寝かせることで、日々の手入れを簡単にすることが可能です。
アイパーって、アイロンパーマと同じく『コテ・アイロン』を使って髪に癖をつけていく方法です。
アイロン・コテを使うパーマといえば、アイロンパーマ・コテパーマがあります。
こちらは直毛に癖をつけて手入れを楽にする方法で、このブログで何度も書いております。
しかしアイパーの場合、同じアイロンを・コテを使うのにストレートヘア・直毛のまま髪に癖をつけて手入れを楽にするのです。
その違いは、アイロン・コテの形状によるものです。
下の写真がその違い。
右の丸い形状をしているものは、アイロンパーマ・コテパーマに使うものです。
そして、左の平たく薄い形状のものが、アイパーに使うものなのです。
アイロンパーマ・コテパーマで使うアイロン
アイパーで使うアイロン・コテ
アイパー用のアイロンは平たい形状をしているので、髪にカールを付けることなく髪を寝かせることができるのです。
髪に癖をつけるという意味では、アイパーもアイロンパーマも同じです。
違うのは、癖をつける場所。
アイロンパーマ・コテパーマでは主に、毛先にカールを付けていきます。
この際、根元にも癖をつけることがありますが、メインは毛先です。
一方のアイパーは、毛先ではなく髪の根元をメインにアイロンを挿入して方向づけをしていくのです。
単純に寝かせるだけではなく、髪を流す方向やボリュームも考えて施術していきます。
ちょっと見にくい角度で撮ってしまったのですが、動画があるので貼っておきます。
今回のお客さんは、ラフな服装が多い方なので、キッチリ作りあげるのではなく、ソフトなイメージに仕上がるようにしています。
この方は、直毛といっても、ツンツンのストレートではなく、ゆる~い癖のある髪質なので、それを活かすようにしています。
アイパーのメリット・デメリット
■ストレートヘアで横が張ったりする寝てくれない髪を落ち着かせることができる■手入れ、セットが楽になる
■薬剤処理とアイロンの熱処理により髪が傷む
アイパーで知っておいてほしいこと
持ちは個人差があり、1ヶ月から3ヶ月程度。
根元に癖をつけているので、髪が伸びると癖の部分が上がってきて、全体にボリュームが出ることもあります。
髪が細く、猫毛のような方は、アイパーができないこともあります。
以上
東大阪のヘアーサロン
オーパス21の前田でした
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