今日は、インターネットに有線で接続する際に使う「LANコンセント」を素人が取り付けた話をしてみます。
結果は、下調べをしておくことで、大した工具も必要なく完了しました。
5年前の2017年にお店の改装をしました。
施工をお願いしたのは、理美容界では実績のある「タカラベルモント」。
古くなった洗面台や椅子の交換、壁紙の張替え、照明をLEDにするなどを行いましたが、外装を含めたフル改装ではありませんでした。
施工後、多少の手直しはあったものの、今も順調に仕事ができています。
穴からLANケーブルがニョロっと出ている
仕事に支障はないのですが、一つだけ、どうもスッキリしないことがあったのです。
それが、下の写真の部分です。
電源コンセントとともにLANケーブルを引いてもらいました。
そのLANケーブルが穴からニョロっと出ていてるのです。
施工終了後の確認のとき、壁からLAN接続するときはメスのLANコンセントを付けるはずと思い、責任者の方に伝えました。
責任者は電気工事を担当した方に連絡を入れ「メスにしてほしい」と希望されている。
と伝えてくれたのですが、その電気工事の方は「普通、そんな形で施工する」との返事があったと聞かされました。
『イヤイヤ それは無い…』
と思ったものの、その話をしたとき、他に壁紙の修正箇所もあったりして、うやむやになっていたのです。
うやむやになったまま、このLANケーブルに中継コネクタを付けて、パソコンに引き込んでいました。
やっぱり変ですよね^^
LANケーブル中継コネクタについても、ちょっと気になっていたことがありました。それは、「CAT5」の性能だったことです。
どうせなら「CAT6」のほうが良いと思っていました。
今は「CAT6」のLANケーブル中継コネクタが広く出回っていますが、当時は見当たらなかったのです。
LANコンセントの取付をやってみる
こんな状況のまま約5年間。
ここを見るたびに『カッコ悪い』と思っていました。
そして、年が改まった、今年2022年の1月。
プロにお願いするより、はるかに安く済むので、自分で交換してやろうと思い、パーツを取り寄せました。
それが、下のLANモジュラージャックです。
パナソニック Panasonic NR3170W [ぐっとすシリーズ モジュラジャック CAT6 埋込型 ホワイト]
Amazonで1000円ちょっとで販売されていますが、めったに売れないのでしょう、文字表記は「CAT6」なのに写真は「CAT5」になっているものがあったりして非常に分かりにくい…
そんな理由で、今回はヨドバシカメラで購入することにしました。
裏に配線するコードの色が表記されているもので、これなら出来そうだと思ったのです。
このパーツを、丸く穴の開いた所に埋め込みます。
LANコンセント取り付け作業
まずは、LANコンセント交換に使った工具を書いておきます。
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- ニッパ
- カッターナイフ
- ハサミ(写真では漏れています)
大した工具は必要ありません。ニッパがなければ、しっかりしたハサミでも施工できると思います。
作業を始める前、LANケーブルをルーターから抜いておきます。
一番最初に、コンセントのカバー・プレートをマイナスのドライバーを壁との隙間に突っ込んで外します。
作業工程が前後しますが、上の写真は一つの工程を飛ばしているので、書き加えておきます。
プレートを外すと、金属のプレートを囲むようなもう一つのプレートがあります。
一番上に付いているプレートを固定させるための土台のようなものがあり、ねじ止めされているので、これも外します。
外した時に気づいたことがありました。
下の写真のように、金属の取付枠が上下逆になっていたのです。
プロの世界ではこれが普通なのかもしれないので、間違っていないのかもしれませんが、気持ち悪いので、これも外して上下を合わせることにしました。
次に穴の開いた丸い部分をマイナスドライバーを使って外し、購入したモジュラージャックを一度はめて大きさを確認しました。
固定できることが確認できたので、いよいよ配線にかかります。
オスのLANケーブルのコンセントの部分を確認すると、色分けされた線があることが分かります。
この線の色を、モジュラージャックに記されている色に合わせて配線します。
ニッパを使ってケーブルを切ります。
LANケーブルをカットした断面が下の写真です。
真ん中に十字になった半透明の仕切りがあり、4つに分かれています。
次に、LANケーブル外側の水色の外皮を切ります。
中の配線を切らないように注意しながらカットしてください。
LANケーブルの中に通っている配線は8本あります。
左から
- 茶色と白に茶色の線が入ったもの
- 緑と白に緑色の線が入ったもの
- 青と白に青色の線が入ったもの
- オレンジと白にオレンジ色の線が入ったもの
配線をLANコンセントに取り付ける
この配線をLANモジュラージャックにはめ込んでいきます。
はめ込む位置はジャックに表記されている同じ色の線をはめ込みます。
一つ分かりにくいのは、AとBと書かれていること、そして、左の「1&2」と「3&4」は緑とオレンジが逆になっていることかと思います。
これは、Aの縦列とBの縦列と区分されているようで、AならA列の配色のように、BならBの配色のように結線を行うようで、A結線、B結線と呼ぶようです。
AとBで何が違うのか調べたところ、単に配線が違うだけで性能に変わりはないようです。
ただ、LANケーブルにはストレートケーブルとクロスケーブルの2種類があり、主流となっているストレートケーブルは、B結線を選ぶことが多いという書き込みを見ました。
うちのケーブルがストレートなのかクロスなのか分からないのですが、とりあえずB結線をしてみて、不都合があればA結線に変えることにしました。
下の写真がはめ込みを済ませた時のものです。
取付作業は動画に撮っているのでそちらをご覧ください。
作業してみた感想は、そんなに難しくない。
ただ、細かいパーツに行う作業なので手が大きい人は作業しにくいかもしれません。
埋め込みコンセントを元に戻す
配線作業が終了したので、コンセントを壁に固定します。
忘れないようにしたのは、金属プレートの上下を合わせ。
この作業をしながら思い出したことがありました。
改装の時、電気工事の職人さんはいくつかの現場を回っているようなことを職人さん同士で話していたのです。
時間がなく、急いで作業した結果上下が逆になってしまった。
でも、上下が逆でも問題はないので、そのままにしたのかもしれないな。と思ったりしています。
作業が終了した写真がコチラ↓
無粋な穴の開いたものから、スマートになり満足しております。
ちなみに、約半年経ちますが、B結線を選んで、何の不都合も出ていません。
以上
東大阪のヘアーサロン
オーパス21の前田でした
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