中山道
江戸から京都を結ぶ、東海道とともに重要な街道でした。
中山道について調べてみると、江戸から京都方面に向かうのは東海道より中山道のほうが庶民には人気だったと説明しているものもあります。
現代人にとっては、東海道新幹線をはじめとして、東京から京都、そして大阪を結ぶ東海道が大動脈だと認識しています。
しかし、その昔は、東海道には大井川など大きな川があり、時には長期の足止めをくらうことがあった一方、中山道はアップダウンのある山道があり、距離が長いものの、宿賃が安かったり、風景がよかったので人気だったんだとか。
それはさておき、ワタシが魅力を感じたのは電柱・電線の無い街並みでした。
電柱・電線がないのは作られた町並みであることはもちろん分かっています。
当時のままではなく作られたという事実を差し引いても、スッキリした街並みに魅力を感じ、見てみたいと思ったのです。
見てみたいのは以下の3つの宿場町。
江戸の日本橋から数えて
34番目の奈良井宿
42番目の妻籠宿
43番目の馬籠宿
当初の予定では、夏休み初日の月曜の早い時間に出発して、日帰りで行くつもりでした。
でも、前泊できそうな状況になったので、以前書いた恵那市のコンテナホテルに宿泊し、巡ることになりました。
このホテルのある恵那市から、先ほど書いた3つの宿場町を巡るには、主に国道19号線を走ります。
3つの宿場町で、一番魅力を感じていたのは「奈良井宿」次が「妻籠宿」、そして「馬籠宿」でした。
地図で示すと以下のような位置になっています。
左下に恵那市があり、南から馬籠、妻籠、奈良井。
このような位置になっていて、一番興味のある奈良井は恵那市から一番遠い場所にあります。
順序とすれば、恵那市に近いほうから
馬籠
↓
妻籠
↓
奈良井
と回るのが良さそうです。
しかし、馬籠は19号線から少し離れた位置にあり、ちょっと時間のロスが出てしまう。
このため、まずは妻籠に立ち寄り、次に一番の目的である奈良井に向かい、馬籠は帰りに時間の余裕があれば立ち寄ることにしました。
約1ヶ月経った今、前泊するという前提であれば、恵那市ではなく長野県伊那市あたりで前泊するほうが良かったと考えてます。
伊那市あたりで宿泊し、翌朝、一山超えた奈良井に最初に行き、大阪に向かいながら妻籠、馬籠を回ると無駄のないルートで回れます。
恵那市から奈良井まで行き、一度通過した妻籠・馬籠の近くをまた通って大阪に戻るんですから効率が悪いですもんね。
次の機会があれば、このようにして行ってみるつもりです。
旅の目的は町並みを見て、いつものように写真に収める事。
できればじっくり時間をかけて歩きたい。
しかし時間が限られている。
結果的に、表面的な部分しか見られなかったものの、街並みは記憶にはしっかり残り楽しめました。
コンテナホテルを出たのが午前7時過ぎ。
妻籠宿に向かいます。
妻籠で最初に出迎えてくれたのは猫でした。
どこかの飼い猫なんでしょう、首輪をつけていました。
人がほとんどいなかったので、のびのびとした様子でくつろいでいました。
この妻籠宿で見たいのは「寺下区」の景色。
一本の木が建物の形に添うように曲がりながら大きくなっているのが印象的な街並みです。
ここには、舗装されていない地道があったのも印象的でした。
石畳と土の道、そして電柱、電線の無い街並み。
大阪では見られない光景です。
早朝ではないものの、まだ朝だったので、人のいない景色を写真に収めることができました。
次は国道19号線を通り、今回の第一の目的地「奈良井宿」に向かいます。
奈良井宿までの間、国道19号線沿いには道の駅がたくさんあるんです。
夏ということで、買いたいと思っていたのがトウモロコシ。
朝採ったトウモロコシって、生で食べても美味しいんですよね。
一件目の道の駅では「開店して10分で完売しました」と言われました。
でも、二件目に立ち寄った「道の駅木曽福島」ではたくさん販売されていたんです。
これで、買いたいものが手に入ったので奈良井へと向かいます。
奈良井に到着したのは午前11時くらい。
木曽の大橋を見てから街並みを見に行くことに。
到着してすぐは、人が少なかった。
お盆を過ぎたので、ひと段落しているんだろうと、この時は思ってました。
やがて昼に近くなり、お腹が空いてきた。
信州に来たんですから、やはり「そば」でしょう。と思い、数件あるお店に向かうと、どこも待ち時間がある混雑ぶり。
そば屋さんで40分ほど待ち、おそばを頂きました。
食べ終わり、外に出てみると、人が多くなっていたのです。
多いと言っても、大阪の難波あたりとは違い、人の頭しか見えない。というほどの混雑ではありません。
奈良井宿は標高が940mとのことで、爽やかで涼しいのを期待していました。
しかし今年の厳しい夏の暑さは、900m程度の標高はものともせず、暑いこと暑いこと。
持参していたメントールの「シャツシャワー」を何度も服に吹きかけるくらいでした。
とはいえ、夏の暑さにはわりと強い方で、寒いのより暑い方が断然イイので、苦ではないんです。
約3時間奈良井宿で過ごしました。
できれば、一晩泊って、早朝の町並みを見たいと思わせる良い街並みだったので、夕方まで粘り、人が少なくなるのを待とうかという思いが頭をよぎるものの、時間に制限がありそうもいきません。
あまりゆっくりしすぎて、慌てて帰ることはしたくないので、少し余裕をもって奈良井を出ることにしました。
帰りの話は、次のブログで書いてみます。
以上
東大阪のヘアーサロン
オーパス21の前田でした
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