ヘアカラー
毛染め
白髪染
おしゃれ染め
ヘアマニキュア
これらすべては髪に色をつけるもの。
理美容室の定番メニューですが、
ドラッグストアで染料を買ってきて
自分で染めることも可能です。
自宅で毛染めをする際の理由は安いから。
これが一番大きな理由だと思います。
そりゃそうですよね。
1本1000円もしない薬剤で染められるんですから、
理美容室でするのと比較すると、
10分の1程度の費用で済みますから。
でもね、お客様からよく聞くんです。
自分で髪を染めるのって面倒くさいと^^
そうでしょ(笑)
面倒くさいんです。
そして、後ろを染めるのは適当で、
自分が見えないところは目をつぶる。。。(笑)
こんな方が多いんですよね。
その面倒くさいことをするのが
ワタシたち理美容師の仕事で、
毛染めに関する技術と知識を持っています。
で
毛染めに関して声を大にして言いたい事。
それが『リタッチ』という技術。
これはですね、すでに明るい毛染めをしていて、
根元から黒い髪が伸びてきたところ。
とか
白髪染めの場合だと、
地肌に近い部分から白髪が伸びてきたところ。
この、伸びてきた部分だけを染める技術なのです↓
前の生え際や分け目の部分であれば、
自分でも出来るでしょう。
でも、その中まではできないですよね。
スライスをこまかくとって、
根元の部分だけ染めていく。
時間がかかるし面倒くさいんだ。これが^^
でもね、キッチリスライスをとって塗布していくと
染まりがイイのです。
これがプロの仕事。
そして、リタッチの最大の利点。
これは、すでに染まっている部分に
薬剤をほとんど塗布しないので、
髪のダメージが蓄積されていくのを
防ぐことができるのです。
自分でヘアカラーをされる方は、
いつも全体を染めているはず。
となると、すでに染まっていて、
薬剤をつける必要のないところにまで
薬剤をつけています。
これがホームカラー最大の欠点なのです。
毛先ほど何度も薬剤にさらされて
ダメージが蓄積され、パサパサになったり
枝毛などの原因になったりします。
これについては、DO-Sシャンプーの制作者
どエスさんのブログが分かりやすいので
リンクしておきます。
そう。
髪はパーマやヘアカラーを繰り返すことにより
減点法で傷んでいき、ダメージが蓄積されます。
そして、一度傷んだ髪は元には戻りません。
爪と髪は同じ成分ケラチンという
タンパク質で出来ています。
爪に傷が入った時
その傷は元に戻るでしょうか?
摩擦によって表面が滑らかになることはあっても、
元に戻ることはないのです。
更に言うなら、ヘアカラーやパーマは
髪の内部にまで浸透する薬剤を使っています。
ということは、爪のように表面だけの傷ではなく、
内部まで傷んでいるのです。
トリートメントをして修復するなんてこともありえません。
単に手触りをよくして誤魔化しているだけなのです。
髪のダメージを可能な限り少なく染める方法。
これがリタッチという技法です。
面倒で時間がかかるので、
理美容室でのヘアカラーは
時間も費用もかかりますが、
髪の健康ためには最適な方法なのです。
リタッチをおすすめするのは、
髪のダメージを蓄積しないため。
そうすることによって、
希望のスタイルが作りやすくなりますし、
ハリコシなどのボリュームも保ちやすくなります。
これはお客様にとっても髪にとっても
良いことだと思うのです。
以上、リタッチ染めのすすめでした。
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