髪が傷んでるのは理解している。
でもパーマや毛染めをしたい。
そう思っている方は多い。
今日は髪が傷んでいるのを理解している人が、考えがちな間違いを書いてみます。
- 緩いパーマなら傷まないだろう
- ちょっと色を変えるだけの毛染めなら傷まないだろう
こんなことを考えている方がとても多いのです。
がっ!
緩いパーマでも色を少し変えるだけでも傷むものは傷むのです。
例えばこんな髪の場合↓
ブリーチを数回
ヘアカラーを数回
週に半分はアイロンで巻髪
こんな鬼畜のようなことを繰り返された髪の毛先です(^_^;)
ここまでのダメージヘアになると、水で濡らしただけでフニャフニャになり、コシはありません。
もし、こんな髪にパーマをかけようとして、思い通りには絶対にかかりません。
パーマにしてもヘアカラーにしても髪のたんぱく質に働きかけて作用するものなのですが、このような髪にはタンパク質の残りが少ないため、薬剤が働く場所がありません。
だからパーマをかけようとしてもかからない。
プロであれば、この髪にこれ以上の負担をかけることはしないと思います。
でもしかし、もしこの髪にパーマをかけた場合、パーマはかからずに、ダメージだけが進行するのです。
当然、薬剤の強さによってダメージの強弱は出てきますが、強いパーマでも弱いパーマでも同じく傷みが進行します。
この髪に負荷をかけてみたので、それをお見せしましょう。
弱いパーマの薬剤を塗布してアイロンを通してみました↓
この状態が『ビビリ毛』と呼ばれる状態です。
こうなると、元の健康な髪には戻りません。
傷んだ状態を認識している方が来店された時、よく聞く話がトリートメントを何度もしているとか、高いトリートメントを使っていると言われます。
でもね、一度傷んだ髪は、どんなに高級なトリートメントをしても絶対に元には戻りません。
もし戻ったと思っているのなら、それは勘違いです。
トリートメントは手触りをよくして誤魔化しているだけ。
トリートメントで髪が元の健康な髪に戻るのなら、シャンプーだけで済ませても、手触りがよくなるはずです。
でもそうじゃないですよね。
パーマはかからずにダメージだけが進行する。
ということは、何一つ良い事はありません。
こうならないように、できるだけ髪に負担をかけないようにしてくださいね。
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