12月も半ばに差し掛かり、2023年も残すところあと少しとなりました。
今日は、毎年恒例となっている年末の粗品について書いてみます。
例年12月の初旬頃から、ご愛顧いただいているお客様へ粗品をお渡ししています。
今年は2024年1月はじまりの手帳と、恒例の綿棒です。
粗品を用意しだした当初、綿棒は手帳を使わない方の補助的な位置で用意していました。
しかしスマホを一人一台使うような時代になり、手帳を使う人が少なくなっていくにつれ、綿棒を選ぶ方が増えていきました。
使う人が増えてくると面白いもので、この綿棒が使いやすいという理由で積極的に選ぶ方が増えてきたのです。
この綿棒は黒色で、綿の部分に溝が彫られています。
この溝があることで、耳垢がよく取れるのかもしれません。
この綿棒の商品名は「あめんぼう」。
この商品名について質問されたことはないのですが、こんな機会なので書いておきます。
「あめんぼう」とは、理容室の店先に置かれている「サインポール」の別称です。
「サインポール」とは、赤と白と青のラインが入ったクルクル回っている看板の事です。
綿棒の軸がこの色をしています。
ワタシがこの業界に入った頃は、サインポールのことを「あめんぼう」と呼ぶ人はほとんどいませんでした。
でも、修業時代に来店されていた高齢の方に「あめんぼう」と呼ぶ方がいたのを覚えています。
ある時、担当スタッフがサインポールのコンセントを差し忘れていました。
修行していたお店は2階に店舗があったので、差し忘れによってクルクル回っていなくても気づかなかったのです。
そんな時来店された、当時で70代後半の方から「あめんぼう回ってないで」と言われ、「あめんぼうって何ですか?」と聞き返した覚えがあるのです^^
この方が今もお元気なら、とうに100歳は超えています。
なので、現代で使う方はほぼいないと言っていいですね。
そんなあめんぼうの綿棒と手帳。
無くなり次第終了となっておりますので、来店されたタイミングで欠品していたすみません。
以上
東大阪のヘアーサロン
オーパス21の前田でした
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