毎月、一日は、朔日参りで商売をさせてもらっている地域の氏神様にお参りに行くことから始まります。
今でこそ毎月、朔日参りをしていますが、開店した当初、そんなことを考えることはありませんでした。
なぜ、このような習慣がついたのかと言いますと、理由があるのです。
新規オープンして数か月経った頃だったでしょうか、修業をしていた店の、師匠のお客さんが、祝いを兼ねて店に来てくれました。
ワタシの師匠は、毎日店に出てくる人ではなかったので、当時、何度か担当したことがあったのと、住んでおられるのがワタシの店から徒歩圏内だったことも来店動機としてあったようです。
当時70代の前半だったこの方は、当店の近くでごで商売をされていた自営業の大先輩。
アイパーという、アイロンでキチっと仕上げるコースのため、少々時間がかかります。
その間に色々と話をさせてもらってる中でこんなことを言われました。
「君はどこかお参りに行ってるか? 行ってないなら、自分で商売を始めたんやから、行っとかなあかんよ」と。
ワタシは当時34歳。そんなことは頭の片隅にもない頃でした。
でも、商売で成功されていた方からの助言を受け止め、それから毎月お参りに行くようになったのです。
当初は、その方の勧めもあり、生駒山の中腹にある『宝山寺』に行っていました。
このあたりでは『生駒聖天』さんとも呼ばれる、商売繁盛を願う方で賑わう真言律宗の大本山のお寺です。
ただ、奈良県にあるため、毎月1日に行くことはできなくて、その月の最初の定休日に通っていたのです。
お参りのため奈良県に行く際、電車に乗っていくんですが、駅に向かう途中、氏神様の横を通るのです。
2年ほど経った頃でしょうか、商売をさせてもらっている氏神様にお参りすることのほうが大切なんじゃないの?
そう思うようになり、毎月一日にお参りするようになったのです。
今日、11月1日と1並びの日は、当店が24年前にオープンした日です。
25年目もよろしくお願いします。
以上
東大阪のヘアーサロン
オーパス21の前田でした
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