新型コロナウイルス
2020年はこのウイルスの影響で、世界中が大混乱となり、企業や商店に悪影響が出ています。
特に大きな影響が出ているのが観光業と飲食業でしょう。
関西国際空港の国際線の2020年7月の利用率は昨年比0.4%となっていて、なんと99.6%のダウンだったそうです。
そりぁ、飛行機が飛んでいないのでこんな結果になってしまいますよね。
この影響で、インバウンドで賑わっていた場所に人が行かなくなっています。
話は先月の夏休み、8月中旬のことになります。
酷暑の日の午後3時過ぎに京都の清水寺のあたりに行きました。
以前は月に一度くらいは訪れていた京都ですが、ここ数年は観光客が多すぎて、好きな場所をゆっくり見て回れる状況ではなくなっていたので足が遠のいていました。
特に、東山の清水寺あたりは京都で最も混雑する場所の一つです。
しかし、コロナの影響で外国人が減っているのは知っていましたが、想像以上に人が少ない現実に驚いたのです。
その様子を写真で見てもらいましょう。
ねねの道
二年坂あたり
八坂の塔のあたり
これらの写真は意図的に人がいない時に撮っています。
行ったことのある方なら分かるでしょうが、人がいない瞬間を写真に収めようとしたら、早朝にでも行かない限り無理なんです。
しかしこの日は、少し待てばこのような瞬間があるので、労せずに撮ることができました。
先に書いたように『酷暑の夏』だったことに加え、清水寺の舞台が工事中ということも影響していただろうと思いますが、想像以上でした。
人がいない状況を撮るなんてめったにないチャンスだと思い、最初は、この状況を楽しんでいました。
しかし、こんな情景を見続けるうち、ちょっと恐ろしく感じてきたのです。
なぜなら、この状況は、まわりまわって、やがて自分たちの仕事にも影響が出ると感じ始めたからです。
観光地の飲食店の実情
この後、若いころによく行っていた喫茶店に行ってみました。
実はその少し前、暑さに負けて二年坂付近のお店に入り、抹茶ラテという、おじさんには似合わないものを飲んでいたのですが、お金を落とさないとダメだという気持ちになっていたのです。
行ってみた喫茶店で、お店の方と少しだけ話をすることができました。
その方の話では、コロナの影響で人が少ないのは続いていて『最近は特に、お昼時に人がいなくなる』とのこと。
お昼時に人がいなくなるということは、ランチで利用する人がいないという意味でもあります。
観光業と飲食業が大きなダメージを受けているということは、観光地にある飲食業はとても大きなダメージを受けている事実を知りました。
このような状況が続くと、人々の労働の機会を減らし、その結果、収入が途絶えることもあり得ます。
この事が、現実になったことを今日のネットニュースで見ました。
お店の方の話を聞きながら、やがては自分たちの商売にも、間違いなく影響が出ると感じ、怖くなったことが現実味を帯びてきたような気がします。
新型コロナウイルスを正しく恐れる
新型コロナの騒動が日本で始まった2020年2月頃は、得体のしれないウイルスの正体が分からず、強毒で致死率が高いという認識を多くの方が持っていて、政府や専門家の話もそれに沿ったものでした。
しかし、ここに来て、欧米とアジアではなぜか致死率が違ったりする謎はあるものの、新型コロナウイルスの特性が色々と分かってきました。
政府の専門家会議に名前を連ねていた尾身さんが、このようなことを話しています。
【新型コロナ、弱さがある】今後の新型コロナ感染対策について、 分科会・尾身茂会長「このウイルスには弱さがある。当初、多くの人が恐ろしいウイルスだと印象を持ったと思いますけど、ここに来てこのウイルスはある程度、マネージできる、コントロールできると言うのがわかってきた」 pic.twitter.com/xQieu37hpo
— Mi2 (@mi2_yes) August 26, 2020
新型コロナウイルスには弱さがあり、マネージ、コントロールできるというのが分かってきた。
このように言われています。
政治的な背景が影響しているかもしれませんが、ワタシ個人的には、この話は、まっとうな話に聞こえます。
当初、新型コロナウイルスは不治の病、恐怖の大魔王としてとらえられました。
恐怖をあおる報道がそれを後押しすることで、恐怖感がさらに強くなってしまったのだと思います。
うちには高齢の基礎疾患を持った両親がいます。
このため、楽観するつもりはなく、感染予防策はしつこいほど行っています。
しかし、完全に防ぐことは不可能なのも理解しています。
これから秋冬になり感染力が強くなることも十分考えられますが、正しい情報を得る行動をして、現実を知り、正しく恐れることが大切だと思っています。
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