最近、リクエストが増えているのが「フェードカット」。
バーバースタイルという場合もある、短い部分と長い部分の、色彩のグラデーションを作るヘアースタイルです。
見た目で、刈り上げと呼ぶほうがシックリくる世代の方もいるかと思います。
髪が短い部分は白く見え、長い部分は黒く見える。
このグラデーションを作るヘアースタイルで、その多くでバリカンを使う技法を指しています。
ネットで「フェードカット」検索すると、ハードでいかついヘアースタイルが出てくることが多いはずです。
でも、うちに来られる方は、あまりハードじゃないヘアースタイルをリクエストされる方が多いのです。
仕事でヘルメットや帽子をかぶる方は、仕事柄、毎日、ポマードやグリースを使ってセットすることはできないので、普段の手入れが楽なフェードカットをしたいとリクエストされます。
これは、東大阪という地域性が影響しているかもしれません。
今日、紹介する方もそんなお一人で、仕上げにポマードやグリースの整髪料は使っていません。
この写真では整髪料は使っていませんが、お休みの日はキチンとセットしたいお気持ちもあるので、グリースを買って帰られています。
このクールグリース・ペリシアは、水溶性でしつこくなく、しっかり塗布しても、シャンプーでさっと洗い流せ、ベタベタが残りません。
カットに関し、ワタシが普段から心がけているのが『日々の手入れが楽なヘアースタイルを作る』ということ。
この下地があるので、フェードカットに関しても、このような方が来店されるのかもと自己分析おります。
ちょっとだけ具体的に話しますと、フェードカットの表現の一つのカドを残すことはあまりせず、ドライヤーを使わなくてもそれなりに収まるヘアースタイルを作るようにしています。
セットをしない前提の場合、このほうが自然なヘアースタイルになるのです。
でも、グラデーションは作り、フェードカットのテイストは楽しんでもらう。
こんな考えのもと、仕事をしています。
ゴリゴリのフェードカットがご希望の方は、それが得意なお店に行くほうが良いと思いますし、ゴリゴリじゃないのをご希望の場合、うちを選択肢にいれてもらっても良いかと思います。
今日は、フェードカットに対する当店の考え方の一つを書いてみました。
写真撮影のご協力、ありがとうございました。
カットの仕事って、理美容師にとって基本中の基本で、いくつになっても、もっと上手くなりたいと思う仕事の一つです。
奥が深く、難しいところがあるため、勉強を続けたいと思いつつ、コロナ禍でセミナーに参加できなかったのですが、今年はようやく再開できそうでワクワクしているんです。
以上
東大阪のヘアーサロン
オーパス21の前田でした
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