理美容師はいろんな道具を使って仕事をします。
そんな中で顔そり・シェービングで使うのが剃刀です。
このカミソリにはいくつかの種類がありますが、日本の理容師が使うのは主に下の3つです。
- 日本剃刀
- レザー
- 安全カミソリ
この中で、ワタシが使うのはレザーと安全カミソリです。
えっ!?
プロが安全カミソリ?
と思う方がいるかもしれません。
でも現在は、多くの理容師さんが安全カミソリを使っています。
その理由は、プロが使うに値する能力を持っているからです。
そんなことで、今日は、2020年に新たに発売されたフェザーのプロ仕様安全カミソリのレビューをしてみます。
カミソリ倶楽部ホルダーとフェザーFシステムの違い
ワタシは、プロ仕様のカミソリとして使っているのは、カミソリ倶楽部製のNORIOKKI-MICRO MACH3 SILVER(MADE IN ITALY)のカミソリです。
発売された当初、過去にない小型のものだったので驚きました。
小さい分、小回りが利きとても使いやすいカミソリです。
ところが、長年使っているうちに刃が稼働する部分に少しガタがきていました。
そんなところに聞かされたのが、フェザーの刃を使うカミソリでした。
それが、フェザー F SYSTEM サムライエッジのホルダー(MADE IN JAPAN)です。
案内のチラシを見たとき、カミソリ倶楽部のものに寄せてるな。というのが第一印象でした。
カミソリ倶楽部のホルダーを使っている方は、きっとそう思うに違いありません。
お客様に使う前、自分のひげを剃ってみたところ、これがとても使いやすいのです。
でも、自分のヒゲは剃りやすくても、お客さんのヒゲとは違うかもしれない。
そう思いながら10日ほど使ったレビューです。
では、レビューの前に両者の大きさを比較してみましょう。
左が新しく発売されたフェザーのカミソリ、右がカミソリ倶楽部のカミソリです。
元々、カミソリ倶楽部の小型のホルダーを使っていたので、違和感なく使っていますが、もし、初めて使う方は、小さすぎると感じるかもしれません。
見ての通り、フェザーのほうが大きいのですが、手にした感覚はフェザーのほうが軽い印象です。
カミソリ倶楽部ホルダーとフェザーFシステム重さの比較
そこで、重さを量ってみました。
するとですね、驚いたんです。
カミソリ倶楽部 48.4g
(スムーサーは外しています)
フェザー 48.4g
このように、なんと、同じ重さだったのです。
見た目はフェザーが大きいのに重量が同じ。
このことで、手にした感覚はフェザーが軽いと感じてしまうのかもしれません。
このフェザーのカミソリホルダーを約10日ほど使いました。
使ってみて一番強く感じるのは、軽いということ。
先に書いたように、カミソリ倶楽部のものと同じ重さなのですが、重心が下にあるため、刃の部分が軽く感じるのです。
実は、カミソリ倶楽部のカミソリも重心は下にあります。
しかし、フェザーのほうが長さがあるため、刃のある上のほうが、より軽く感じるのです。
軽い分、カミソリの運行が早くなる感覚があります。
言い換えると、運行しやすいと言えます。
ワタシはレザーを使う場合、カミソリの重さを利用します。
しかし、軽いためそのような使い方はしにくいと言えます。
ここまで書いたのは、あくまでワタシ個人の感想です。ワタシは手が小さいので、大きな人とは違った感覚になることが十分ありえることを断っておきます。
フェザーFシステムは使いやすい
結論として、ワタシは、良い道具を手に入れたと感じています。
仕事がしやすいのが何よりで、このホルダーはなんと、3枚刃と2枚刃の両方使える仕様になっています。
プロ用なので、一般の人が手に入れるのは難しいかもしれませんが、そのうちAmazonなどで販売されるんじゃなかろうかと思っています。
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