今日は、時折お客さんから聞かれることのある「店の名前の由来」について書いてみます。
うちのお店の正式名称は「Hair Stage オーパス21」。
普段は「オーパス21」とだけ書いたり伝えることが多いのですが、正式には「Hair Stage オーパス21」なんです。
実は、独立を考えだした頃、店名として考えていたものと違っているんです。
当初つけたかったのは「Ragtime」という名称でした。
なぜつけなかったかと言いますと、ワタシより少し前に独立した知り合いの美容師さんが、この店名をつけたからでした^^
理美容室の名称で横文字を使っているケースで、何と読むのか分からないケースが多いんですよね。
読みにくい名称って覚えにくくもあると思うんです。これって、お客さん商売をするうえでマイナスだと考えていました。
でも「Ragtime」なら、ほとんどの方は「ラグタイム」と読めるはずと考えていました。
そんなことで「Ragtime」が使いにくくなり、その後、色々と考えまして「OPUS」という店名が良いなと思うようになりました。
「Ragtime」、「OPUS」ともに音楽に関する言葉なんです。
でも、「OPUS」は「オプス」「オップス」「オパス」、こんな読みをする人がいるんじゃないか?
そう考えたのでカタカナで「オーパス」としたのです。
「Ragtime」は音楽のジャンルとして使う言葉ですが、「OPUS」は、この後に数字をつける使い方をします。
辞書には以下のように書かれているものが多い。
お店の名前なので間違った使い方ではあります。
でも、この言葉のあとに数字を付ければ格好はつく。
その数字は、独立するタイミングが関係しています。
独立したのは平成8年・1996年でした。
時は20世紀末。
やがて来る21世紀に、多くの人たちが希望と期待を持っていた時代だったのです。
そんなことに加え、修業していた店の名前が「Stage21」ということだったことも関係しています。
数字のことはひとまず置いておきまして「OPUS」にした理由です。
これは、高校生の頃から大好きなギター奏者の「中川イサト」さんの曲に「OPUS 1310」という、インストルメンタルがありまして、この曲が一番のお気に入りだったことがその理由です。
当時はたくさんの曲を弾けていたのに、今では弾けなくなっています。
でも唯一「OPUS 1310」だけは指が覚えていて、躓きながらも弾けるんです。
それだけ、何度も何度も弾いた大好きな曲ということです。
下の写真は、OPUS 1310が収録されている中川イサトさんの「1310」のアルバムです。
中川イサトさんのOPUS1310の場合、「1310」は「イ(1) サ(3) ト(10)」と、名前にかけているんですよね。
「OPUS 1310」のレコードが発売されたのは1977年で、なんと、47年も前のこと。
古いアルバムですが、今でもCDがAmazonで販売されています。
このように、店名に由来のある「中川イサト」さんが、2022年にお亡くなりになりました。
実は、このこと知ったのが2023年になってから。
ショックでね。当時、一緒にギターを引いていた仲間から連絡が入り知ったのでした。
その仲間も知らなかったようで驚きのあまり、ワタシに連絡を入れたとのことでした。
話が脱線ばかりしましたが、今日は店名の由来について書いてみました。
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