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散りもみじの名所

散りもみじ
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海外からの観光客が増える前、晩秋のもみじを楽しむため、毎年のように足を運んでいた場所が京都嵯峨野にあります。

このブログでも何度か紹介しているその場所は『厭離庵』。

『えんりあん』と読む、秋しか公開していないお寺です。

 

厭離庵

 

もみじの見ごろは、落葉する前に赤く染まった葉に美しさがありますよね。

しかし、厭離庵のもみじは散った後も美しいのです。

 

もみじの種類によるものか、環境がそうさせるのか分かりません。

ただ一つ、お寺の方がとても大切に世話をして、美しく見せる心配りがあるのも事実です。

 

手入れされている庭では、舞い落ちた葉は掃除される運命にあります。

しかし、この厭離庵においては、散った葉はコケの上に置かれたままになっているのです。

 

 

その散りもみじを見るため、やってきたのは阪急嵐山駅。

駅から厭離庵までは2Kmほどあります。

途中、渡月橋。

渡月橋

 

渡月橋

 

渡月橋

 

嵯峨野の竹林。

嵯峨野の竹林

 

嵯峨野の竹林

 

さらには、理美容師が嵯峨野にやってきたら行かないと落ち着かない『御髪神社』。

美髪神社

 

これらを回り厭離庵に向かいます。

途中、常寂光寺や二尊院など、嵐山・嵯峨野の紅葉の名所はあるのですが、素通りします。

 

紅葉

 

この日は嬉しいことに天気が良く、早朝は寒かったものの、だんだん気温が上がってくるのが分かるくらい。

 

到着した厭離庵には、5~6人の方が並んでいました。

先週あたりから朝晩冷え込むことはあったけど、手袋が必要なほど冷え込みが少ない今年の秋。

もみじの色の付き具合はどうだろうと気になります。

 

 

過去に、この厭離庵に向かう時、指先がしびれるほど寒い中を歩いた記憶もある。

朝晩と日中の気温差がある時のほうが、もみじの色づきは良いとも聞く。

しかし、急激に冷え込みむ日が続いてしまうと、きれいに色づく間もなく落葉してしまうこともある。

また、色付きが良くても見ごろは数日。

そのタイミングに足を運べないことのほうが多いのです。

すべては運任せ。。。

 

色んな事を考えながら、山門をくぐり庭園に入ります。

 

厭離庵のみじ

 

京都のお寺の庭園というと、大寺院の庭園を想像するかもしれません。

でも、厭離庵の庭園はこじんまりしていて、縁側に座るとすべてを見渡せる程度の広さです。

厭離庵の庭園

 

厭離庵のみじ

 

まだ、枝に葉が残っていて上下に赤の色彩を楽しめる状況でした。

 

食べ物でもそうですが、感動するくらい美味しいものを食べてしまったら、それが基準となってしまい、それ以降、その味を求めるようになってしまいます。

景色も同じで、息をのむほどの光景を見てしまったら、そこが基準になってしまう。

そうんな目線で見ると、あと1週間早かったか…

と感じる光景でしたが、ここのもみじの鮮やかな赤はやはり美しい。

 

開園直後は太陽の位置が低く、庭の一部にしか太陽が当たりませんが、木陰から差し込む太陽の光が、偶然一枚のもみじを照らす演出をしてくれました。

 

 

散りもみじ

 

時間の経過とともに日が差し込むようになり、光を通すもみじの美しさが際立ってきます。

 

厭離庵のみじ

 

厭離庵のみじ

 

コケに日が差し出すと、鮮やかな緑も主張を始めます。

厭離庵の散りもみじ

 

 

広く薄く太陽の光が庭を包み込むのを期待していましたが、あまりに天気が良すぎて、太陽の位置が上がるにつれ、太陽が当たる場所と当たらない場所のコントラストが強すぎて、写真を撮るのが難しく、ワタシには手に負えない状況になっていきました。

 

厭離庵の散りもみじ

 

ここの散りもみじの美しさはこんなものじゃないんです。

それを紹介できないのは残念ですが、これも運。

 

厭離庵の散りもみじを堪能した帰り道、嵐山の展望台に寄り道。

 

 

まだ見ごろのもみじと保津川下りの船が交錯します。

 

ここ数年、家族の体調が芳しくないこともあり、足が向かなかった厭離庵。

でも今年は、幸い落ち着いていたので、奈良と京都の紅葉を、良い天気の中で見ることができました。ただただ感謝です。

 

ここまで書いてきて、厭離庵の魅力がちゃんと伝わっていないのが残念なので、過去にワタシが見た厭離庵の散りもみじの光景を貼っておきます。

 

厭離庵の散りもみじ

 

厭離庵の散りもみじ

 

以上
東大阪のヘアーサロン
オーパス21の前田でした

 

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