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お寺で行われる仏式の結婚式はどんなものなのか?

京都知恩院
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タイトルにした『仏式の結婚式』。

先月末の土日を休ませていただいたのは、この結婚式があったからです。

 

結婚式ということで事前に日程が分かっているため、昨年からずっっっと告知を続けていたのですが、記憶に残っている方と、残っていない方がいるのです(^▽^;)

月末、しかも年度末の土日ということで、仕事を再開してから「土曜日に来たら閉まってた…」という言葉をかけられた方が何人かおられ、ご迷惑をおかけしました。

 

一方、結婚式の日は雨やったね、という声掛けをくださる方もいました。

記憶に残っている方は、『お寺での結婚式』ということに興味を示す方がたくさんおられました。

興味を持たれた方に、お寺、仏式の結婚式がどのようなものなのかを簡単に説明してみます。

 

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お寺で結婚式っておかしくない?

 

お寺はお葬式をするところ。

結婚式は新しい生活が始まる儀式。

 

お寺での結婚式に違和感を覚える方は、こんな感覚があるのだろうと思います。

きっと、どこか真逆のような気がするのだろうと、ワタシは勝手に思っております。

 

でも、ちょっと考えてみてください。

教会で結婚式をしますよね。

 

宗教について詳しくないので、それぞれの特色について分かりませんが、教会では結婚式もお葬式(教会でもお葬式と言うのか知りませんが…)も行いますよね。

 

そう考えると、教会かお寺という違いこそあれ、同じことだと思うんですよね。

 

そんなことを書いたうえで、お寺で行われた結婚式について、ちょっと書いてみます。

 

お寺で仏式の結婚式の流れ

結婚式が行われたのは京都の知恩院。

 

京都の知恩院

 

京都の知恩院

 

浄土宗の総本山で、徳川家の庇護を受けた歴史があり、各所に三つ葉葵の紋が見ることのできるお寺です。

服装は、和服、洋服のどちらでもOK。

ワタシは黒の礼服でしたが、女性は黒じゃない方もたくさんおられました。

 

結婚式は、阿弥陀堂といわれるお堂で行われました。

阿弥陀堂の中には、高さ2.7メートルの阿弥陀如来座像がおられ、結婚式を穏やかなお顔で見ておられます。

 

阿弥陀如来像

 

仏式の結婚式は、果たしてどのようなことが行われるのか?

ということを考える方が多いと思います。

 

その様子を簡単にお伝えしてみます。

お堂に入ると、テーブルが並べられ、個々の名前が書いた名札が置いてあるので指定された席に座ります。

 

テーブルの上には下の写真のようなものが置かれています。

 

京都知恩院

 

赤いろうそく、カーネーション、葵の紋の盃、結婚式の流れを書いた冊子、昆布と梅。

ろうそくに火がともっていますが、最初からついているのではなく、僧侶が火をともしてくれたあとに撮った写真です。

 

 

結婚式の流れ

知恩院では、『佛本行集経』に説かれている故事に基づき行われる「行華(あんげ)」という儀式が、一般に言う結婚式にあたります。

 

仏教の教えとともに、夫婦のあり方などをお坊さんが語ったり、一般の結婚式のように指輪の交換も行われます。

 

一方、結婚式の途中、『南無阿弥陀仏』という念仏を唱えることがあったり、数珠の交換があるのは、お寺での結婚式らしいところでしょう。

 

また、親族の契りを交わす盃事もありました。

上の写真のあるように、その盃が三つ葉葵の盃でして、お土産に欲しくなりました^^

このように一般的な儀式がある一方、教会のように口づけは行われませんでした。

 

 

お香の香りがする中で厳粛に進んでいくお寺での結婚式は、背筋が伸びる気持ちになります。

お寺での結婚式、それも知恩院という大きなお寺で行われた式に参列できたのは、とても貴重な体験でした。

 

尚、披露宴は、お寺を出て別のレストランで行われました。

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