コテパー
アイロンパーマ
呼び方は色々ですが、熱を使ったパーマのことでして、熱を髪に伝える道具として、コテやアイロンを使うため、このような呼び方があります。
今日は柔らかい髪質の方にコテパーマをかけたケースを紹介してみます。
まずはビフォー
サイドはツーブロックにカットして、後ろはそれに合わせて刈り上げています。
カットする前は、ほどよい癖があり、コテパーなんて必要ないのでは?
と思える髪質だったのですが、カットを進めていくと、サイドが張る生え癖があったり、他の部分も、直毛に近い状態になっていきました。
髪の癖は良いとして、一番の問題は『軟毛』という髪質。
アイロンパーマをかけるには、条件が良いとは言えない髪質のゲストです。
ご予約の電話ををいただいたとき、「髪質によってはコテパーマが出来ないことがありますが、よろしいですか?」という話に、納得をしてご来店いただきました。
このことについては、アイロンパーマのブログを書くごとにしつこく書いていますが、今回も書きます^^
○コテパーマは髪質を選びます
- 猫毛と呼ばれるような柔らかい髪
- 毛染めやブリーチによって傷んだ髪
- パーマ・縮毛矯正によって傷んだ髪
- 短すぎる髪(5センチ以下)
- 長すぎる髪(15センチ以上)
これらに一つでも当てはまる場合、お断りすることがあります。
○コテパーマの賞味期間
アイロンパーマの賞味期限は通常2か月程度ですが、髪質や髪のコンディションによって左右され、場合によったら1か月程度で取れるケースもあります。
○コテパーマの施術間隔
髪の体力を温存するため、毎月の施術はしておりません。
最低でも三か月以上空けていただきます。
髪の体力が落ちてくるとパーマがかからなくなるので、これは良い結果を出すために必要な髪の休息期間です。どうかご了承ください。
お客さんがパーマをかけたい理由として多いのが、日々のセットを楽にしたい。
ということを言われます。
中には、パーマをかけたら、セットしないでも、ヘアスタイルが決まるという気持ちを持っている方もいます。
でも実際は、普通のパーマであってもアイロンパーマであっても、日々の手入れ・セットは、絶対に必要です!
特に寝相の悪い人は時間をかける必要があるでしょう。
パーマは、スタイリングを楽にすることは出来ますが、セットレスにするものではありません。
てなことを踏まえ、本題に戻ります。
今回、アイロンパーマをかける目的は、トップにボリュームを持たせることです。
そしてもう一つ。
『流れと動きを持たせ、日々の手入れを楽にする』
これらを目的としてアイロンワークをしてみました。
パーマ剤は酸性ベースのものを使用。
さらにアイロンワークでも、髪の立ち上がりが出やすいように工夫しています。
そして、サイドはボリュームを抑えるために、違ったアイロンワークをしています。
スタイリング剤のベタつく感じがお嫌いということで、スタイリング剤は使っていません。
ワックスを使うと、もっと立体感が出るのですが、もちろん強要はしませんのでご安心ください。
初めてのご来店にも関わらず、ブログ用写真撮影のご協力、ありがとうございました。
※ブログで写真を使わせていただく場合、お客様に必ず許可を得てからにしています。
NGの場合は、ご遠慮なくお伝えください。
以上、東大阪の理容室
オーパス21の店長 前田でした。
コメント