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一才桜が根頭癌腫に 患部を切って様子を見ることに

一才桜満開
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前回のブログで、桜の盆栽に気になることがあると書きました。

 

控えめに色づく桜の紅葉
気温が下がる傾向があった今週。 昨夜は暗くなるにつれ気温が低くなっていくのが分かるほど冷えてきたので、慌てて暖房用の灯油を買いに行きました。 そして今朝、今年初めて、店に暖房を入れました。 寒いのが嫌いなので憂うつになります。 でも、気温が...

 

気になること。

それは『癌』です。

なんと、木にも癌があるそうなんです。

 

その病名が『根頭癌腫(こんとうがんしゅ)』。

 

タキイ種苗のHPに以下のような説明があります。

アグロバクテリウム ツメファシエンスという病原細菌により感染する。

細菌は傷口から侵入し、土壌伝染、接触伝染によって広がり、土壌中に長く生存する。したがって発病株は全身が汚染されている場合が多いので、接ぎ木用の母木には用いない。また、汚染株を切ったり、掘り起こしたりした刃物やスコップなどに病原細菌が付着して、健全株の切り口などを次々に汚染する。

根や地際茎部、接ぎ木部に、表面がごつごつした大小さまざまなこぶを生じる。こぶは初め白色で、徐々に乾固して黒褐色のざらざらしたこぶとなり崩壊する。侵された株は周囲の株に比べ生育が若干劣るため、次第に競争に負けて、枯死する。

細菌性の病気で、傷がついた部分から感染してしまうそうです。

 

夏の終わりころ、桜の根に近い部分に『こぶ』のようなものを見つけていました。

それが下の写真です。

 

見つけた時は病気だなんて思いもよらず、樹皮が変化したものくらいに考えていたのです。

 

やがて秋になり、青々していた葉の色が少し褪めてきたころ、こぶが大きくなっていることに気づきます。

その時点で、これは良くないことが起こっているように感じ、調べた所、木の病気だと知ったのです。

 

色々調べてみるも、確実な治療法治療方法はなさそうで、悪化すると枯れてしまう可能性もある。

でも、必ずしも枯れる病気でもないようなので、素人なりに、出来ることをしてみました。

出来ることの一つが患部を取り除くこと。

 

準備したのは、消毒した園芸鋏と切った部分を保護する保護剤。

保護剤はいくつかあったのですが、近くのホームセンター・コーナンで手に入ったものを使います。

 

カルスメイト

 

本来は、剪定した部分の保護をするために使うものを流用します。

 

園芸ばさみを消毒してカットしようとするも、上手くカットできませんでした。

なので、カッターを使うことに。

カッターで患部を切り、剪定した部分にカルスメイトを塗り、終了。

 

 

土を交換して、その際、根の部分を少し消毒薬に漬けることで、感染が広がるのを防ぐ方法もあるようです。

しかし、桜の植え替えは紅葉した葉が落ちてしまい、木が休眠してからのほうが良いと當麻寺の庭師の方に聞いたので、それまで待つことにしました。

 

根頭癌腫について書かれた情報を見ていると、古い情報ほど、感染してしまった木は焼却処分する傾向が強く、新しいものの中には、根頭癌腫があっても花をたくさんつける木もあるため、必ずしも処分する必要はないと書かれているものを見ます。

 

今年、ようやくたくさんの花を咲かせてくれたので、処分するのは心が痛みます。

 

一才桜満開

 

落葉したら消毒して新しい土に植え替え、このまま様子を見ることにします。

 

以上
東大阪のヘアーサロン
オーパス21の前田でした

 

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